きょうの国内市況(6月2日):株式、債券、為替市場
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●日本株は反落、米金融引き締め警戒で成長銘柄売り-食品も安い
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東京株式相場は反落。米ISM製造業総合景況指数が予想外に上昇し、米金融引き締め強化への警戒感が強まった。米長期金利の上昇に伴い成長(グロース)株に売りが広がり、精密機器や医薬品、サービス株の下げが目立った。外国為替相場は一時1ドル=130円台を付ける円安に推移し、食品などの内需銘柄には仕入れコスト増を懸念した売りが出た。
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T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジスト
- 米長期金利が上昇し、投資家の姿勢が慎重になった。米金融当局高官のタカ派的な発言が相次いでおり、金融引き締めの強化が経済に与える悪影響への懸念が相場の重しとなった
- 金利が上昇すると割高感の出る成長株に売りが出た。株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)の高い精密機器や医薬品株の下げが目立った
- 半面、保険株には米債券の運用利回りが改善するとみた買いが入った
東証33業種
下落率上位 | 鉱業、医薬品、精密機器、サービス、水産・農林 |
上昇率上位 | 石油・石炭製品、保険、ゴム製品 |
●債券は下落、米金利上昇で超長期中心に売り優勢-10年入札は無難通過
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債券相場は下落。米経済指標の改善を受けて米長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、超長期債を中心に売りが優勢だった。一方、日本銀行が指し値オペを毎営業日実施していることが長期債を中心に下支えしており、この日の10年国債入札は無難に通過した。
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指し値オペ
- 日銀は午前10時10分の金融調節で指し値オペを通知。買い入れ利回りは10年国債366回債で0.25%
- 4月末の金融政策決定会合で指し値オペの毎営業日実施を決定して以降、応札額はゼロが続いている
10年国債入札
- 最低落札価格99円60銭と、市場予想と同水準
- 応札倍率は4.86倍と前回の5.74倍から低下
- 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は2銭、前回は3銭
- SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト
- 日銀のサポートがある中で手堅い入札となり、無難な結果だった
●ドル・円が130円前後、米金利高で一時3週ぶり高値-米指標見極めへ
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東京外国為替市場のドル・円相場は3週間ぶり高値を付けた後、もみ合いに転じた。前日の米金利上昇を受けて朝方はドル買いが先行。その後は米雇用統計を週末に控えて米金利や株価動向を見極めようと、1ドル=130円ちょうど前後で一進一退の展開となった。
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りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト
- 米ISM(供給管理協会)指数が強かったことで米金利が上昇し、ドル・円も反発
- ただ、金利上昇がスタグフレーションなど景気にネガティブ要因として意識されれば、株式相場の上値抑制といったリスクオフの流れを通じて円安を抑える形になる
- ドル・円は5月高値131円35銭が視野に入ってくるが、米金利がよほど上振れない限りは130円台から徐々に上昇ピッチが落ちてくる可能性が高い。130円台は相応に売りもあるだろう
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