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中国が足かせに、今年の世界スマホ出荷は3.5%減へ-IDC予測

  • IDCは従来、22年の世界スマホ出荷を1.6%増と予測していた
  • 戦争の影響を受ける東欧を除けば中国が世界で最大の落ち込みへ

市場調査会社IDCの最新予測によれば、今年の世界スマートフォン出荷は前年比で3.5%減少する見通しだ。中国経済の冷え込みが最大の足かせとなる。

  世界最大のスマートフォン市場である中国の出荷は今年、3800万台減少し、21年を11.5%下回る見込み。世界の出荷減少の約8割を占める。中国より落ち込みが激しいと予想されるのは戦争の影響を受ける中欧・東欧地域のみ。新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)や地政学的緊張、インフレ高進が重なり消費マインドが冷え込むという。

  IDCの調査ディレクター、ナビラ・ポパル氏はリポートで、「ロックダウンは、世界最大の市場の需要を減少させ、既に厳しい状況だったサプライチェーンのボトルネックを助長し、世界の需給に同時に打撃を与えた」と指摘。「アップルはサプライチェーン管理を強化していた上、高価格帯商品の購入者の大多数がインフレなどのマクロ経済問題の影響を受けにくいため、影響が最も少ないベンダーのようだ」と分析した。

  IDCは従来、世界スマホ出荷が1.6%増えると予測していた。IDCは新たな障害がなければ、スマートフォン業界の逆風が今年後半に弱まり、2023年には5%増加すると予測している。

原題:

China to Drag Global Smartphone Market Down This Year, IDC Says(抜粋)

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