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中国、上海で勝利したと宣言-「ゼロコロナ」は最適な戦略と人民日報

  • コロナとの闘いで勝利と人民日報-「上海防衛戦で重大な成果」
  • ゼロコロナ政策堅持する限り、制限措置が再び講じられる可能性残る

中国本土の新型コロナウイルス新規感染者が今年2月以来の低水準にとどまる中、共産党は2日、上海市でコロナを抑え込んだと勝利を宣言した。

  共産党機関紙・人民日報は「上海防衛戦で重大な成果」と題した1面の記事で、上海市で続けていたコロナとの闘いで勝利したと宣言。同紙の別の論説では、人口の高齢化や子供・高齢者のワクチン接種率が比較的低い点、不十分な医療資源を挙げ、今回の成果は「ゼロコロナ」が中国に最も適した戦略であることをあらためて証明したと主張した。

中国はゼロコロナ堅持、大規模検査で封じ込め-むしろ危険との指摘も

Shanghai Covid Cases Continue to Fall as Locals Cheer Reopening
上海市内のコロナ検査(6月1日)
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

  本土のコロナ新規感染者は1日に61人と、前日の68人から減少。2月17日以来の低水準にとどまった。上海では一部を除いて約2カ月に及ぶロックダウン(都市封鎖)が1日に解除。同日の新規感染は13人だった。

  本土の新規感染者はピークだった4月半ばの約3万人から劇的に減っており、ゼロコロナ政策の正当性を裏付けるものだと見なされる見通しだが、共産党が言う勝利は経済への打撃も大きく、移動制限や大規模検査、全ての感染者と濃厚接触者の強制隔離などで工場は数週間にわたり操業停止を余儀なくされ、サプライチェーンも寸断された。

  人口2200万人の北京市はロックダウン自体は回避したものの、在宅勤務や毎日の検査を住民に要求するなど積極的な制限措置を講じた。

  中国がゼロコロナ政策を堅持する限り、感染が再拡大すれば制限措置が直ちに講じられる可能性はくすぶり続ける。

原題:China Trumpets Victory Over Covid Again in Front-Page Editorial(抜粋)

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