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原油急落、サウジとUAE即時増産検討と報道-供給拡大前倒しも

更新日時
  • OPECプラスが2日開く閣僚級会合での発表もあり得るとFT紙
  • 9月に予定していた供給拡大の7月と8月への前倒しも予想される

サウジアラビアはロシアの原油生産が制裁圧力で大きく減少した場合、増産に動く用意があると西側同盟国に伝えたと英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。事情に詳しい関係者5人からの情報を引用した。

  同紙の報道を受け、ニューヨーク原油先物相場は、アジア時間2日の時間外取引で一時3.1%急落し、1バレル=112ドルを割り込んだ。北海原油代表油種ブレント先物も113ドル台に下げた。

  外交当局者が同紙に語ったところでは、サウジとアラブ首長国連邦(UAE)が直ちに増産する案が検討されており、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が2日に開く閣僚級会合で発表されることもあり得る。

  だが、合意には至っておらず、昨年以降続けている毎月の小幅な供給拡大を継続する可能性もあるという。

  外交当局者の話としてFT紙が伝えたところでは、OPECプラスによる承認が必要だが、9月に予定していた供給拡大を7月と8月に前倒しすることも予想される。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)7月限は、シンガポール時間午前9時48分(日本時間同10時48分)時点で112.40ドル。ロンドンICEの北海ブレント8月限は113.58ドルで取引された。  

  原油価格が120ドルに近づいても、サウジは増産ペースを加速するよう求める米政府からの要請にこれまで抵抗してきた。同紙によれば、エネルギー危機が年内に著しく悪化する恐れがあるとサウジは主張し、余剰生産能力を温存する必要があるとの立場だった。

  しかし、欧州連合(EU)が海上輸送による石油輸入の禁止を含む対ロシア制裁第6弾の実施に動く状況で、供給が明白に不足する懸念が高まったという。

原題:Saudis Are Ready to Pump More Oil Should Russian Output Sink: FT、Oil Slides on Report Saudi Arabia Prepared to Boost Production

Saudi Arabia to Pump More Oil If Russian Output Declines: FT(抜粋)

(最新の原油相場を追加して更新します)

    これはブルームバーグ・オートメーションを利用して作成した記事です。

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