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バリュー投資家の機会改善、金融市場「行き過ぎ」調整で-マークス氏

  • 高揚感や楽観、貪欲さがある環境はバリュー投資家に非常に厳しい
  • 投資不能と聞くと「他の誰もが避けるなら掘り出し物」ありと考える

資産運用会社オークツリー・キャピタル・マネジメントの共同創業者ハワード・マークス氏は1日、強気心理に歯止めがかからなくなった金融市場の「行き過ぎ」が今回の下降局面で調整されつつあり、バリュー投資家にとっての機会は改善していると指摘した。

  マークス氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで「最盛期は過ぎ、われわれは半年前より幸せだ」と指摘。「高揚感や楽観、貪欲さがある環境は、バリュー投資家にとって非常に厳しい」と語った。

  同氏は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)初期の下落局面で強気だった。しかし、金融政策決定を受け資産価格が大きく上昇後の2020年終盤には、慎重姿勢を強めるよう投資家に促し始めた。米当局の介入で潤沢な流動性が供給された市場は浮き足立っていると警告。楽観が高まると「失望の余地もより大きい」と警鐘を鳴らしていた。

ディストレスト債投資に慎重に転じる-オークツリーのマークス氏

ハワード・マークス氏がバリュー投資家にとって機会は改善しているなどと語る
Source: Bloomberg

  

  米国以外についてオークツリーは、中国や他の外国・新興市場など、他社が敬遠する地域に価値を見いだしている。

  マークス氏は「私はこの50年、他の人が投資不能と言う対象に投資するのをなりわいにしてきた」とし、「中国は投資不能との発言を聞くと、投資不能というのは私にとって、他の誰もがその分野を避けているなら幾分の掘り出し物があるかもしれないという意味になる」と話した。

原題:

Oaktree’s Howard Marks Sees Return of Value as Markets Correct(抜粋)

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