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ドル・円が130円前後、米金利高で一時3週ぶり高値-米指標見極めへ

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は3週間ぶり高値を付けた後、もみ合いに転じた。前日の米金利上昇を受けて朝方はドル買いが先行。その後は米雇用統計を週末に控えて米金利や株価動向を見極めようと、1ドル=130円ちょうど前後で一進一退の展開となった。

 
  • ドル・円は午後3時7分現在、前日比0.1%安の129円95銭。130円24銭と5月11日以来の高値を付けた後129円89銭まで反落し、その後もみ合い
ドル・円相場と米10年債利回り
 
 

市場関係者の見方

りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト

  • 米ISM(供給管理協会)指数が強かったことで米金利が上昇し、ドル・円も反発
  • ただ、金利上昇がスタグフレーションなど景気にネガティブ要因として意識されれば、株式相場の上値抑制といったリスクオフの流れを通じて円安を抑える形になる
  • ドル・円は5月高値131円35銭が視野に入ってくるが、米金利がよほど上振れない限りは130円台から徐々に上昇ピッチが落ちてくる可能性が高い。130円台は相応に売りもあるだろう

マネーパートナーズの武市佳史チーフアナリスト

  • 米金利がどこまで上がるかは別だが、一方で日本の金利は上がらないことをテーマに日米金利差が出てきているので、ドル買い安心感が出てきた
  • きょうADP、あすに雇用統計を控えている状況でいったんは利益確定、ポジション調整が入るだろうが、イメージはドル・円が下がるときは小さく、上がるときは大きい

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジスト

  • 日本の貿易赤字が定着する中、輸入の買いによりドル・円の足場がそれほど下がらず、過度の米中景気後退懸念が和らぐとクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)も巻き込んで円が安くなるという構図
  • 米雇用統計が強ければ131円くらい行ってしまうかもしれないし、年初来高値を抜くような動きが年末までのどこかであるだろう

背景

 

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