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ウォラーFRB理事、今後数回の会合での0.5ポイント利上げ支持

更新日時
  • インフレ率が2%目標に近づくまで50bp利上げ選択肢を排除せず
  • 年末までに中立水準上回るレベルへの政策金利引き上げを支持

米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は、インフレが米金融当局の目標に向かって緩和されるまで0.5ポイントずつ利上げしていくことを望むと述べた。

  ウォラー氏は30日、フランクフルトでのイベントに出席し「数回の会合でさらに50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の引き締めを支持する」と述べ、「具体的にはインフレ率が当局の目標である2%に近づくまで沈静化しない限り、50bpの利上げを選択肢から除外しない」との考えを示した。

Federal Reserve Board Governor Christopher Waller Speaks At Center For Financial Stability Event
ウォラー理事
Photographer : Bess Adler/Bloomberg

  今月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では、40年ぶり高水準にあるインフレ率を抑制するため0.5ポイントの利上げを決定。金融当局は6月と7月の会合でも同幅の利上げ継続を示唆した。6月1日からは保有証券の圧縮を開始し、量的引き締め(QT)と呼ばれるプロセスに着手する。

米FRB、6月1日から保有証券圧縮-月475億ドルのペースで開始

  高インフレは国民の不満を招いており、バイデン政権の支持率にも影響している。ホワイトハウスによると、バイデン大統領は31日にパウエルFRB議長との会合に臨み、米国および世界の経済情勢について話し合う。

Real spending rose in April by the most in three months
 
 

  ウォラー氏は2020年12月に理事に就任して以来、タカ派寄りのメンバーの一人として台頭。物価上昇圧力の抑制に向けた金融当局のコミットメントを誰も疑うべきではないと述べた。

  「年末までに政策金利を中立水準を上回るレベルに上げることを支持する」とし、「インフレが依然として高止まりしていることをデータが示唆する場合、私はさらに行動する用意がある」と語った。

  3、4両日に開かれたFOMC会合の議事要旨では、政策支援の巻き戻しを迅速に進めた後で、今年後半により柔軟なアプローチを取ることに大半の当局者がオープンなことが示された。

  ウォラー氏は自身の利上げプランについて、金融市場の予想と「ほぼ一致している」と説明。「市場は今年、約2.5ポイントの引き締めを予想している。これはインフレ制御に向けたFOMCのコミットメントと合致し、かなりの程度の政策引き締めを意味する。さらなる措置が必要なら、われわれは行動する」と述べた。

  同氏はさらに、労働力需要が極めて高いことを挙げ、失業率の急激な悪化を招くことなく経済を軟着陸させることに自信を示した。

原題:Fed’s Waller Backs Half-Point Rate Hikes at ‘Several’ Meetings(抜粋)

(発言を追加して更新します)
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