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アムンディ、中国株に強気に転じる-テクノロジー株にはなお慎重

  • 新たなワクチンや活動再開に向けた措置が反転のきっかけに-CIO
  • 一般消費財や産業、ヘルスケア部門のオンショア中国株を選好

欧州最大の資産運用会社アムンディは中国株について、反転の機会が間近に迫っており、アウトパフォーマンスのチャンスをつかめるよう投資家は準備を整えるべきだとの見方を示した。

  ビンセント・モルティエ最高投資責任者(CIO)は1-3月(第1四半期)の厳しい下落局面でエクスポージャーを縮小した中国株に対し、一段と強気に転じつつあると指摘。国産のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン開発が進展する可能性や年後半の共産党大会前後で経済再開に向けた措置が打ち出されるかが焦点だという。

  モルティエ氏は先週のブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、「それが起きるかどうかよりも、いつ起きるかという問題だ。現時点で中国株をアンダーウエートとするのはリスクを伴う。中期的には価値があると考えており、オーバーウエートとする方が良い」と説明した。

  同氏によると、アムンディは一般消費財や産業、ヘルスケア部門など国内活動に影響されるオンショア中国株を選好している。一方、同国のテクノロジー銘柄については、規制面の圧力が利益に及ぼす影響を理由に慎重な姿勢で、「視界の悪さを考えると、現時点では株価が修正されても割安とは言えない」と述べた。

Chinese stock benchmark has recouped some year-to-date losses
 
 

  アムンディのウェブサイトによると、同社の旗艦中国株ファンドの運用資産は現時点で5億7800万ドル(約735億円)。ブルームバーグのデータでは、年初来パフォーマンスはマイナス22%と、同種のファンドの約40%を上回る成績。2021年はマイナス23%だった。

  経済活動の急減速や厳しいゼロコロナ政策、地政学的緊張で、中国株は今年に入り強い売り圧力にさらされている。ベンチマークのCSI300指数は年初から18%余り下げたが、政府の成長促進策やコロナ対策の制限措置をやや緩和する計画などを受け、ここ数週間は落ち着いている。

中国人民元や本土株が上昇-主要都市コロナ規制緩和で底入れ期待

原題:Amundi Turning Bullish on China Stocks, Still Cautious on Tech(抜粋)

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