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ウクライナ東部でロシア軍攻勢、戦局変化か-成果の確定狙うとの見方

  • セベロドネツク周辺の政府支配地域でウクライナ軍の孤立化を目指す
  • なお一層強力な攻撃用兵器の供与をウクライナが切迫して求める状況

ロシア軍は集中砲撃などの猛攻によりウクライナ東部で着実に前進し、ルハンスク州のほぼ全域を制圧した。抵抗を続けるウクライナ軍が包囲される危険がある。

  そうした状況は、ロシアがより大規模な突破作戦を準備しているのではないかと不安を誘い、なお一層強力な攻撃用兵器の供与をウクライナがますます切迫して求める状況を招いている。

  ロシア軍はポパスナなどを相次いで占領し、ドンバス地方の北半分を占めるルハンスク州の既に95%を掌握した。ウクライナ軍司令部は27日時点で、ロシア軍がポパスナから西方32キロに位置するバフムートに前進しつつあり、セベロドネツク周辺の政府支配地域でウクライナ軍の孤立化を目指していると戦況を説明した。

  ジョンソン英首相はブルームバーグとのインタビューで、ロシア軍の動きについて、「遅いが、目に見える前進ではないかと思われる」と述べ、より長距離の多連装ロケットシステム(MLRS)の供与を求めるウクライナ側の要求を支持する考えを示した。

  ロシア軍の攻勢をどう解釈すべきかについては、軍事アナリストの間でも意見が大きく分かれている。

  ロンドン大学キングス・カレッジのローレンス・フリードマン名誉教授(軍事学)は「現在の活動から得られる成果を獲得しようと努め、取り戻してみろとウクライナに挑みかかっているというのが、ロシアの今の戦略について最もふさわしい評価だ」と27日のブログへの投稿で指摘した。

 

 

 

Smoke in an area that has been shelled on the main road
セベロドネツクとクラマトルスク間の砲撃を受けた主要道路(5月23日)
Photographer:Rick Mave/SOPA Images/ LightRocket/Getty Images

原題:

Russian Wins in Eastern Ukraine Spark Debate Over Course of War(抜粋)

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