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来週のドル・円は下落か、米経済指標軟調による米金利低下で125円も

来週のドル・円相場は下値を探る動きになりそうだ。米国の景況感を示す経済統計が市場予想を下回っていることから、ISM製造業景況指数の下振れを警戒するが声が出ている。前のめりな米利上げ期待がやや後退する中で、弱い経済指標の結果が確認され米金利が一段と低下するとドル・円にも下げ圧力が強まる可能性がある。

ドル・円データは午後2時7分現在

週間予想

(ブルームバーグ 為替レート予想モデル)

124円83銭~128円69銭
1週間物予想変動率10.0450%
1週間物リスクリバーサル0.5600%のドルプット・円コールオーバー
ドル・円と年末時点の米FF金利織り込みの推移
 
 

市場関係者の見方

オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクター

  • 来週のドル・円は弱気でみている。今月ここまでのソフトデータは軒並み弱く、来週の米ISM製造業景況指数も弱い結果になりそうだ
  • 今週はアトランタ連銀のボスティック総裁が9月の利上げを一時停止することを示唆したことをきっかけに米10年金利の水準が一段低下、米株も下げ止まり、金融相場になっている
  • 金利低下・株高の中、ドル・円は弱いソフトデータによる米金利低下に連動して下落する可能性が高い。米利上げ織り込みが後退する中で、米10年金利は2.5%程度まで低下するリスクがあり、ドル・円も125円を試す可能性もありそう
  • 備考:アトランタ連銀総裁、9月の米利上げ一時停止「理にかなう」可能性 (1)
  • 備考:フェデラルファンド(FF)金利先物市場を基にした12月連邦公開市場委員会(FOMC)会合時点の予想FF金利は27日時点で2.630%。先週末(20日)の2.750%から低下

来週の主な予定

米連邦準備制度理事会(FRB)高官発言予定:

  • ウォラー理事(5月30日)、ニューヨーク連銀のウイリアムズ総裁、セントルイス連銀のブラード総裁(6月1日)、クリーブランド連銀のメスター総裁(6月2日)、ブレイナードFRB副議長(6月3日)

欧州中央銀行(ECB)高官発言予定:

  • ビルロワドガロー仏中銀総裁、ビスコ伊中銀総裁(5月31日)、クノット蘭中銀総裁、ラガルドECB総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁、レーンECB専務理事(6月1日)、ビルロワドガロー仏中銀総裁、デコス西中銀総裁(6月2日)

主要国経済指標:

  • 5月30日:米国はメモリアルデー
  • 5月31日:5月の中国製造業・非製造業PMI、5月のユーロ圏CPI(速報)、5月の米シカゴPMI、5月の米消費者信頼感指数
  • 6月1日:1-3月期の豪GDP、5月の中国財新製造業PMI、5月の米ISM製造業景況指数、米ベージュブック
  • 6月2日:日本の10年国債入札、英国はスプリングバンクホリデー、5月の米ADP雇用統計
  • 6月3日:英国はバンクホリデー、5月の米雇用統計、5月の米ISM非製造業景況指数
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