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ブレイナード氏、暗号資産巡る規制の必要性指摘-最近の混乱に言及

  • テラUSDやテザーの1ドル割れに言及、「ガードレールが必要」
  • 26日の下院金融委公聴会に先立ちFRB副議長が証言テキスト公表

ブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)副議長は新たなデジタル資産の台頭やその一部に最近見られた圧力について、暗号資産(仮想通貨)を巡る規制上のより良き「ガードレール」の必要性を浮き彫りにするものだとの見解を示した。

  ブレイナード氏は26日の下院金融委員会公聴会に先立ち事前に公表した証言テキストで、「暗号金融市場における最近の混乱からは、規制の枠組みもしくはデジタルドルのいずれであっても、当局が現時点で講じる措置が金融システムの将来的な進化に対し頑強であるべきことが明白だ」と指摘した。

  具体的には、ステーブルコインのテラUSD(UST)とテザーがドルとの1対1のペッグを割り込んだ最近の事例に言及し、「一連の出来事は規制上の明白なガードレールが必要であることを明確に示している」と語った。

Swearing In Ceremony For Confirmed Federal Reserve Officials
ブレイナードFRB副議長(5月23日)
Photographer: Al Drago/Bloomberg

  FRBは1月、米国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)創設の是非を巡る討議資料を発表し、利害関係者との公の議論の「最初の一歩」と位置付けた。FRBはデジタルドル発行に何らコミットしていない。

  ただ、この話題を巡るブレイナード氏の以前の発言からは、世界的基準についての米国の発言権と、国際決済システムにおける基軸通貨としてのドルの地位の両方を確保する上で、そうしたステップが同国にとり戦略的に重要と見なしていることがうかがわれる。

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  ブレイナード氏は証言テキストで「他の主要通貨がCBDCの形で発行された将来において、米国の中央銀行デジタルドルがない場合もしくはある場合で、世界の決済におけるドルの使用にどう影響するか検討するのが賢明だ」とコメントした。

  その上で、「ドルを使用している世界中の人々が引き続き取引のために米国通貨の力強さと安全性に頼り、デジタル金融システムでビジネスを行うことができるよう確実を期すのに、米国のCBDCは潜在的な方法の一つとなるかもしれない」と論じた。

原題:

Fed’s Brainard Sees Need for Regulation Around Crypto Assets(抜粋)

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