ECBは7月に0.25ポイント利上げを-フィンランド中銀総裁
Leo Laikola-
ゼロへの金利引き上げは秋に-政策正常化は漸進的にと主張
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ゼロへの金利引き上げ、政策が特にタイトになることを意味しない
欧州中央銀行(ECB)は7月の会合で0.25ポイントの利上げを行い、中銀預金金利をマイナス0.25%としてから「秋」に再び利上げし金利をゼロにすべきだと政策委員会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁が述べた。
フィンランド中銀が開いた決済関連フォーラムのウェブキャストに参加した同総裁は、ウクライナでロシアが始めた戦争の結果として生じた経済の高度な不確実性を踏まえると、ECBの政策正常化は漸進的になると主張。
「インフレ急加速に影響を与える要因を考慮に入れる必要がある一方で、成長を急速に軟化させる可能性のある要因にも配慮しなければならない」と述べ、政策金利の「設定は簡単でないが、ECB政策委は状況を安定させるために必要な金融政策手段を活用できる」と説明した。
「金利をゼロに引き上げても、金融政策が特にタイトになることを意味しない」とも指摘。ECBは来月、経済予測を下方修正する方向だとも話した。インフレ率が上振れるリスクは「明らかに」高まっているとした上で、中期的なインフレ期待は2%水準に近いと語った。
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原題:ECB Should Raise Rate by Quarter Point in July, Rehn Says (抜粋)
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