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政府系JICが東芝への買収提案検討、海外勢に続き-関係者

更新日時
  • 一部のPEファンドが共同提案をJICに打診
  • 東芝は13日時点ですでに10社と秘密保持契約を締結

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産業革新投資機構(JIC)が東芝の買収を検討していることが25日までに分かった。ベイン・キャピタルやCVCキャピタル・パートナーズ、KKRブラックストーンといった海外のプライベートエクイティー(PE)ファンドによる買収検討が報じられていたが、新たに日本の政府系ファンドが加わった。

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東芝本社の看板(2021年11月)
Photographer: Soichiro Koriyama/Bloomberg

  非公開情報であることから匿名を条件に複数の関係者が明らかにした。JICで提案が検討されているものの断念する可能性が残るほか、一部のPEファンドは共同買収提案を打診しているという。

  JICの広報担当はコメントを控えた。ブルームバーグの取材に対し、東芝広報担当の原みどり氏は、すでに複数のパートナー候補と秘密保持契約の受け入れを完了しているが、個別の候補先については公表していないと回答した。6月中に開催予定の定時株主総会に先立ち、提案を提出したパートナーの数や提案の概要を公表する予定だという。

  東芝は現在、企業価値の向上に向けて投資家やスポンサーから株式の非公開化を含む戦略的選択肢の提案を募集している。提案の提出期限は今月30日で、13日時点ですでに計10社と秘密保持契約を交わしたことを明らかにしていた。

  東芝は原子力や防衛など安全保障に関わる事業を抱えるため、海外の投資家が非公開化に参画する場合は外為法の審査もある。このためJICのような国内ファンドが過半数の資金を出す必要があるとの指摘が上がっていた。

  JICの買収提案検討が報じられると、東芝株は25日午後の取引で上げ幅を拡大。一時前日比3.3%高の5789円と、2008年9月4日(5820円)以来の日中高値まで続伸した。

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