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KKRが約1400億円調達、初のアジア太平洋クレジットファンド向け

  • 10%台前半から半ばのリターン目指す、豪州と東南アジアに焦点
  • 1年8カ月にわたって資金調達、半分余りをアジアから集める
ブライアン・ディラード氏
ブライアン・ディラード氏 Photographer: Billy H.C. Kwok/ Bloomberg

米プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社KKRはアジア太平洋地域への投資に焦点を当てた初のクレジットファンド向けに11億ドル(約1400億円)の資金を集めた。ボラティリティーで好機が生じ、最高で10%台半ばのリターンを得られるとみている。

  既にファンドの3分の1から半分を割り当て済みで、うち4分の3をオーストラリアと東南アジアに振り向けたとアジア担当クレジット責任者ブライアン・ディラード氏がインタビューで明らかにした。KKRは世界全体で1840億ドルのクレジット資産を運用している。同社と社員が計1億ドル余りを拠出し、10%台前半から半ばのリターン獲得を目指すという。

KKR Co. Head of Asia Credit Brian Dillard
ブライアン・ディラード氏
Photographer: Billy H.C. Kwok/ Bloomberg

  ディラード氏は「不確実性とボラティリティーの時代には伝統的な資本が退くが、これは代替的な資本にとっては好機だ」と指摘。地政学的懸念に加え、インフレや米リセッション(景気後退)の可能性を巡る不安がセンチメントを損なう中、「投資機会が生じるペースは加速すると予想している」と語った。

  KKRの資金調達は1年8カ月に及び、集めた資金の半分余りがアジアからだった。残りは他の地域の間で分散されている。主な大口投資家は資産運用会社とプライベート投資グループで、より小口な投資家には公的年金基金やファミリーオフィスが含まれる。

  ディラード氏は豪州と東南アジアについて、金融スポンサーや企業からの需要があるとして、「最もチャンスを見込める場所になりがち」だと分析。この1年でインドと中国、韓国でも数件のクレジット関連ディールを完了したとも述べた。同氏によると、中国とインドへのエクスポージャーはそれぞれ5-15%程度になる見込みだという。

 
 

原題:KKR Raises $1.1 Billion for First Asia-Pacific Credit Fund(抜粋)

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