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シンガポール名物チキンライスも値上がりへ、食料インフレに拍車

  • 鶏肉消費の3分の1を頼るマレーシアからの輸出、6月から停止
  • 食料インフレは4-6%の高水準が続く見込み-エコノミスト

シンガポール名物の海南鶏飯(チキンライス)が値上がりする。隣国マレーシアによる輸出制限が原因だ。

  チキンライスは屋台から高級レストランまで、シンガポール中で食べられる名物料理だ。ゆでた鶏肉とそのスープで炊いたご飯、チリやしょうがのソースがセットになっている。マレーシアは6月から、家禽(かきん)の輸出を停止するとしており、鶏肉消費の3分の1をマレーシアからの輸入に頼るシンガポールには影響が大きい。

 

Where Top Chefs Go Out to Eat in Singapore
シンガポールのチキンライス
Photographer:Nicky Loh/Bloomberg

 

  シンガポールでは4月に鶏肉が5.7%値上がり。輸出禁止はさらにこれを加速させるだろうとメイバンク・インベストメント・バンキング・グループのエコノミスト、リー・ジュ・イエ氏は話す。食料インフレは4-6%の高水準が続く見込みだという。過去5年間の平均は1.5%。

Slice of Pie

Singapore gets a third of its chicken supply from Malaysia

Source: Singapore Food Agency

NOTE: Based on 2021 figures

  オーバーシー・チャイニーズ銀行の国債調査・戦略責任者、セレナ・リン氏はマレーシアの禁輸について、「これが継続し、さらに食料安保とインフレ懸念を巡る諸外国の保護主義台頭を反映したものならば、誰もが負け組になるシナリオだ」と指摘した。

  市内でチキンライスの屋台を営むフィリップ・スン氏は、鶏肉が値上がりするなら顧客向けの値段を上げざるを得ないとして「それ以外の選択肢はない」と話している。

原題:Singapore’s Famed Chicken Rice to Get Pricier on Supply Halt (2)(抜粋)

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