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米消費関連株の時価総額5500億ドル消失、小売企業決算控え警戒強まる

  • コスト上昇や在庫の積み上がりで小売業者は苦境に
  • コストコやメーシーズ、ベスト・バイなどが今週決算発表
A customer exits a Costco store in San Francisco. 

A customer exits a Costco store in San Francisco. 

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

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コスト高騰と在庫急増で小売業者は苦境に追い込まれており、こうした状況が早期に緩和されることはないと投資家は警戒している。

  今週はコストコホールセールダラー・ゼネラルベストバイが決算を発表する。ここ数日にウォルマートターゲットといった小売り大手が1987年以来最大の株価下落を記録した後だけに、投資家はさらに悪いニュースが出てくる可能性に備えている。

  消費関連株の時価総額は過去5営業日で計5500億ドル(約70兆円)失われた。インフレ懸念や金利上昇で既に警戒感の広がる市場にさらなる下押し圧力をかけた。20日にはS&P500種株価指数は消費関連セクターの大幅安が重しとなり、直近高値から20%の下落を指す弱気相場に入る場面もあった。

Stock rout hammers pandemic-era gains for Walmart, Target
 
 

  グローバルデータのアナリスト、ニール・サンダース氏は先週の小売株の動きについて「全くの惨劇だった」と述べ、「ある程度は、期待が調整し直され、利益のさらなる収縮が予想されていると思う」と語った。

  問題の一部は、店舗に消費者が求めない製品があふれていることだ。同時に、燃料や人件費、その他費用の増加に伴い、販売する新商品を発掘し店舗に持ち込むためのコストは急増している。ウォルマートとターゲットは、在庫の膨らみに加え、値上げがコスト上昇ペースに追いついていないとして、今年の利益予想を下方修正した。

  これを受け投資家は、他の小売業者がそうした状況をどう耐えているのか神経をとがらせている。ダラー・ゼネラルとダラー・ツリーは26日、百貨店のノードストロムは24日、メーシーズは26日、それぞれ決算を発表する。ベストバイやコストコも26日に公表する予定。

原題:More Horrors Await After $550 Billion Retail Earnings Meltdown(抜粋)

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