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【米国市況】S&P500種、弱気相場入り回避-ドルは127円台後半

Traders work on the floor of the New York Stock Exchange.

Traders work on the floor of the New York Stock Exchange.

Photographer: Bloomberg/Bloomberg

20日の米株式相場では、S&P500種株価指数がほぼ変わらずで終了。一時は弱気相場入りに接近したが、取引終盤に下げを埋めた。ただ同指数は週間ベースでは7週連続安と、2001年以来の長期下げ局面となった。

  • S&P500とダウほぼ変わらず、終盤に下げ埋める-ナスダック続落
  • 米国債は上昇、逃避需要で-10年債利回り2.79%に低下
  • ドルは上昇、リスク回避で-対円では127円台後半
  • NY原油は113ドル台に上昇-石油製品市場の需給タイトで4週連続高
  • NY金相場、週間で上昇-成長懸念で逃避需要

  S&P500種は前日比ほぼ変わらずの3901.36で終了。一時は1月に付けた終値での最高値から20%下げ、弱気相場入りが危ぶまれた。ダウ工業株30種平均は8.77ドル(0.1%未満)高の31261.90ドル。ナスダック総合指数は0.3%下落。

  この日は、株式や上場投資信託(ETF)のオプションの満期日だったこともボラティリティーを増幅させた。

  ドイツ銀行のジム・リード氏は「米金融当局が金融状況の引き締まりについて不満を覚えているとの兆候は今のところまだなく、市場は6月と7月会合での0.5ポイントずつの追加利上げを引き続き完全に織り込んでいる」とリポートで指摘。「インフレを今のような非常に高い水準から目標に戻すことが簡単だとは誰も言っていない。従って、『FRBプット』を求めているなら、それはまだ先になるかもしれない」と記した。

  米国債相場は上昇。ニューヨーク時間午後4時24分現在、10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.79%。

S&P 500 dips into bear-market territory
 
 

  外国為替市場ではドルが上昇。米国株が一時下落していたことなどを背景に、逃避目的の買いが入った。リスク意欲に敏感な通貨は対ドルで下げに転じた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。ニューヨーク時間午後4時25分現在、ドルは対円で0.1%高の1ドル=127円93銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.0556ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。日中は米国株の軟調な推移が重しとなる中、上下に揺れ動いた。週間ベースでは2.5%高と、4週連続で上昇。強い需要を背景に石油製品市場の需給が引き続きタイトなことが意識され、景気後退懸念の影響を十分に打ち消した。

Oil posted its fourth week of gains
 
 

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は、前日比1.02ドル(0.9%)高の1バレル=113.23ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント7月限は51セント高の112.55ドル。

  ニューヨーク金先物相場はほぼ変わらず。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、前日比0.1%未満高い1オンス=1848.40ドルで終えた。

  金先物は週間ベースでは1.9%高と、5週ぶりにプラスとなった。経済成長やインフレを巡る懸念が高まり、金の逃避需要が増した。TDセキュリティーズの商品ストラテジスト、ライアン・マッケイ氏は、経済指標が弱含んだことで「貴金属相場が待ち望んでいた活力」がもたらされたと指摘した。

原題:Stocks Avert Bear Market, Slide for Seventh Week: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Add to Weekly Advance as US Equity Rout Deepens(抜粋)

Dollar Extends Climb, UST Yields Fall in Haven Bid: Inside G-10(抜粋)

Oil Posts Weekly Gain as Fuel Demand Outweighs Recession Fears(抜粋)

Gold Heads for Weekly Gain as Growth Concerns Buoy Haven Demand(抜粋)

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