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景気後退懸念、幅広い資産クラスから資金流出-米株と日本株は流入

  • BofA指標は「明確な」買い示唆も、ストラテジストは売り推奨
  • 過去と同様の弱気相場なら下げは10月まで継続、S&P500は3000に
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange.

Traders work on the floor of the New York Stock Exchange.

Photographer: Spencer Platt/Getty Images North America

金融政策引き締めが主要国・地域の経済をリセッション(景気後退)に陥らせるとの懸念を背景に、過去1週間で幅広い資産クラスから資金が流出した。米国債と米株ファンドは流入だった。

  EPFRグローバルのデータを引用したバンク・オブ・アメリカ(BofA)のリポートによると、18日までの1週間に株式ファンドからは52億ドル(約6700億円)が流出。投資信託の解約が目立った。債券ファンドからは123億ドルが流出。マネーマーケットファンド(MMF)と金からも資金が流出した。

  世界の株式市場の時価総額は3月のピークから約12兆ドルを失った。ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・コスティン氏やJPモルガン・チェースのマルコ・コラノビッチ氏は差し迫ったリセッションへの懸念は行き過ぎだとしているものの、ストラテジストは総じて株式相場の一段の下落を予想している。

S&P 500 selloff may have to broaden further before breadth shows buy signal
 
 

  BofAのカスタム・ブル&ベア指標は株式の「明確な」買いシグナルを示したが、マイケル・ハートネット氏らストラテジストはベアマーケットラリー(弱気相場の一時的な株高)には売りで向かうよう勧めている。

  ハートネット氏によると、過去140年の19回の米株弱気相場でS&P500種株価指数は平均して289日間に37.3%下落。今回も同様ならば下げは10月まで続き、S&P500種は3000になるという。

  株式ファンドの中では米株ファンドに3億ドルが流入。日本株も流入だった。欧州株は14週連続の流出。

原題:

Mass Outflows Hit Every Asset Class as Recession Fears Climb (1)(抜粋)

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