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身構える米国株トレーダー、20日に1.9兆ドルのオプション満期日到来

  • 20日満期のS&P500種オプション、権利行使価格は4000に最も集中
  • オプション満期で取引は複雑化-センチメント弱いとカーシュ氏

主要指数が今週急落した後も米国株にしがみつくトレーダーは気を引き締めた方がいい。オプションの満期日がさらなる混乱を再びかき立てるとみられるからだ。

  株式や上場投資信託(ETF)を原資産とするオプションの毎月の満期日はボラティリティーが上昇することで知られており、次回は20日に到来する。トレーダーは推計1兆9000億ドル(約240兆円)に上る既存のポジションを手じまって新たなエクスポージャーを構築するが、S&P500種株価指数は弱気相場入りの瀬戸際にある。

  ゴールドマン・サックス・グループのストラテジスト、ロッキー・フィッシュマン氏によると、今回は個別株オプションで4600億ドル相当と、S&P500種関連のオプションで8550億ドル相当が満期を迎える。

  日々のオプション出来高が年間ベースで過去最高に向かうペースとなる中、オプション市場の変動は原資産の波乱を招く可能性があるだけに、満期日はウォール街で広く注目されるイベント。期待外れの企業収益が相次いだ上、米金融当局のタカ派姿勢で打ちのめされた投資家にとっては、満期は取引をさらに複雑にする要因だ。

  パイパー・サンドラーのオプション責任者、ダニー・カーシュ氏は、「センチメントは弱い」と述べ、「日々のオプション取引を踏まえると、建玉残高の状況は、少なくともS&P500種関連では極めてダイナミックだ」と指摘した。

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出典: ゴールドマン・サックス
 

  S&P500種は7週連続安となる方向にあり、そうなれば過去21年で最長の下げ局面となる。今週は小売り大手のターゲットとウォルマートの決算発表を受けて、インフレによる米企業収益への打撃に懸念が強まり、株安が進行。S&P500種は19日に0.6%安の3900.79で終了した。

  20日に満期を迎えるS&P500種オプションで最も集中した行使価格は4000。建玉残高は9万3000枚余りで、内訳はコールが4万1024枚、プットが5万2269枚。

Exploding option trading has been a fixture of post-pandamic era
 
 

 

原題:

Battered Stock Traders Brace for $1.9 Trillion Option Expiration(抜粋)

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