コンテンツにスキップする

中国経済見通しの引き下げ相次ぐ-今年2%成長との予想も

  • 良好シナリオでも政府目標どころか5%成長にも届かず-BE
  • 厳格なコロナ対策による景気への影響が懸念されている
Worker in personal protective equipment (PPE) prepare the opening of a supermarket during a lockdown due to Covid-19 in Shanghai.

Worker in personal protective equipment (PPE) prepare the opening of a supermarket during a lockdown due to Covid-19 in Shanghai.

Photographer: /Bloomberg

中国の2022年経済成長率見通しを民間エコノミストが相次いで下方修正している。4月の経済統計が予想より悪く、政府が厳格な新型コロナウイルス対策を堅持すると示唆しているためだ。

  英銀スタンダードチャータードは19日、中国の国内総生産(GDP)が22年に4.1%増にとどまるとの予想を示した。従来は5%増と見込んでいた。4-6月(第2四半期)については、前年同期比0.3%増に下方修正。これまでは3.5%増としていた。

  同行のエコノミストは、厳しいコロナ規制が4月と5月前半の活動を大きく圧迫し、生産と消費が妨げられたと指摘。「厳格なロックダウン(都市封鎖)が続くと1カ月ごとに」年間成長率が最大0.6ポイント押し下げられる可能性があるとの見方を示した。  

  ブルームバーグ・エコノミクス(BE)は同日、今年の中国成長率がわずか2%にとどまるとの見通しを示した。これまでは3.6%とみていた。

  BEのチャン・シュウ、エリック・チュー両エコノミストはリポートで、「活動制限が響いて刺激策に弾みがつかない。政府と中国人民銀行(中央銀行)には支援を強化する余地があり、その実行を見込んでいる」としながらも、 「良好なシナリオでも『ゼロコロナ』のスタンスが緩む可能性は低く、政府目標の5.5%前後どころか5%成長にも手が届きそうにない」と指摘した。

  4-6月のGDPは前年同期比2.7%減になると予想。従来は1.5%増と見込んでいた。

  ゴールドマン・サックス・グループは18日、今年の中国成長率見通しを4.5%から4%に引き下げた。政府が徹底的にコロナを抑え込むゼロコロナ戦略を強化していることを理由に挙げた。

ゴールドマン、今年の中国経済成長率予想を4%に下方修正-従来4.5%

  シティグループは年間成長率予想を5.1%から4.2%に引き下げ。ロックダウンによる景気への影響が6月以降も続きそうだとしている。

原題:Economists Cut China Growth Forecasts as Lockdowns Hit Economy (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE