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米国債売りの最悪期は差し当たり終了か-JPモルガン・アセット

  • 米10年債利回りは3.25%に達する見通し-マクゴレーン氏
  • 来年のリセッションは真面目に起こり得るものだ

JPモルガン・アセット・マネジメント(JPMAM)によると、米国債市場を襲った売り浴びせの最悪期は差し当たり終了した公算が大きい。

  こう指摘するJPMAMの世界金利責任者シーマス・マクゴレーン氏は、市場は40年ぶりの高インフレを抑制するための米金融当局による積極的利上げ見通しを大部分織り込んでいると見る。利回りがここから多少上昇しても、痛みを伴う損失の大部分は既に計上されているという。

  ロンドン在勤のマクゴレーン氏は、19日に2.9%前後で推移している米10年債利回りについて、まだ「幾分上昇する可能性があり、3.25%に達するかもしれない」とコメント。「だが実のところは、現時点で多くの短期的な動きは既に起こっている。かなり大きな調整が既にあった」と指摘した。

Treasuries are in the midst of their worst losses since at least 1973
 
 

  マクゴレーン氏はまた、米金融当局がインフレとリセッション(景気後退)のリスクについてバランスを取る「難事を成し遂げ」ようとする中、「来年のリセッションは真面目に起こり得るものだ」と指摘。「金融政策の引き締めが成長に影響を及ぼし始めているのを目にするだろう。財政政策からの支援は減り、中間選挙後にあまり大きな財政刺激策は見込みにくい」と述べた。  

  さらに、米金融当局が物価高騰を抑制するため「一連の0.5ポイント利上げ」を実施すると予想。「こうした市場では不可能なことは何もないが、0.75ポイント利上げが見込みのある選択肢だとは思わない」と付け加えた。

Rise in 10-year Treasury yields has eased
 
 

原題:Worst of Treasuries Rout Is Over For Now, JPMorgan Asset Says(抜粋)

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