ロシアの債務支払い容認措置、米国は延長しない公算-イエレン長官
Christopher Condon-
イエレン米財務長官はG7財務相会合前に発言
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目標はロシアの収入最小化、同盟国やパートナー国とも共有

米国のイエレン財務長官
Photographer: Tom Williams/CQ Roll Callロシアが米国内のロシア債保有者に支払いを履行することを可能にしている制裁免除措置について、米国は延長する公算が小さいとイエレン財務長官が認めた。
イエレン氏は18日、「時限措置だと見込まれていた」と発言。この措置はウクライナ侵攻を巡って2月に米国がロシアに制裁を科した直後に打ち出された。これまでロシアに投資家への支払いを継続する余地を与え、同国のデフォルト(債務不履行)を回避させてきたが、期限は25日までとなっている。
最終的な決定はまだ下されていないが、措置は失効すると見込むことが妥当だろうと、イエレン氏はドイツのボンで行った記者会見で語った。ブルームバーグ・ニュースは前日、事情に詳しい関係者の話を基に、米財務省外国資産管理局(OFAC)が措置の失効を容認する見込みだと報じていた。
主要7カ国(G7)財務相会合を前に話したイエレン氏はまた、米国とその同盟国、パートナー国はロシアの収入を減少させるという目標を共有しているとの認識も示した。
原題:
Yellen Confirms Russia Debt-Payment License Extension Unlikely(抜粋)
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