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米住宅着工と建設許可、いずれも4月に減少-ローン金利上昇響く

更新日時
  • 着工件数は0.2%減少、建設許可件数は3.2%減少
  • 受注残は1974年以来の高水準、建設中住宅は過去最高を記録
Lumber at the site of a house under construction in Antioch, California.

Lumber at the site of a house under construction in Antioch, California.

Photographer: Bloomberg/Bloomberg

米国では新築住宅の建築が4月に減少。長引く供給面での問題や、住宅ローン金利の大幅上昇が響いた。

キーポイント
  • 4月の米住宅着工件数は年率換算172万戸に0.2%減少
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は176万戸
    • 前月は173万戸(速報値179万3000戸)に下方修正
  • 着工件数の先行指標となる住宅建設許可件数は182万戸に3.2%減少
Residential starts, building permits inch down in April amid rising rates
上段は住宅着工件数、下段は建設許可件数(いずれも季節調整済み年率換算)
出所:米商務省

  数十年ぶりの高いインフレで資材価格が上昇し、建設用地や労働力の確保が難しい状況が続いている。これにローン金利の急激な上昇が購入希望者を市場から締め出すとの懸念が加わり、別の指標で示された住宅市場指数は2020年6月以来の水準に落ち込んでいる。

  30年物住宅ローン金利の平均水準は先週5.3%に上昇。1年前の2.94%を大きく上回り、2009年以来の高水準となった。それでも需給両面で圧力が幾分か和らぎつつある兆候もある。新型コロナウイルスの感染拡大と金利上昇が落ち着き始め、企業は建設の遅れを取り戻しつつある。

  一戸建て住宅の着工件数は4月に7.3%減少し、年率換算110万戸となった。一方、変動の大きい集合住宅の着工件数は15.3%増加した。

  建設許可は得たが未着工の一戸建て受注残は小幅に増加して、約15年ぶりの高水準。全体の受注残は1974年以来の水準に増加した。

  建設中の一戸建ては81万5000戸と、2006年以来の高い数字。全体の建設中住宅数は過去最高を記録した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Housing Starts, Building Permits Stall as Mortgage Rates Bite(抜粋)

(詳細を加えて更新します)
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