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ツイッターが抱える債務、偽アカウント以上の難題に-マスク氏買収で

  • 年間利払い推計10億ドルに急増か、ツイッターは現金燃焼へ
  • 「これは悪い資本構造だ」-ブランディワイン・グローバル

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ツイッター買収を巡り資産家イーロン・マスク氏が現時点で後悔しているのは主にスパムや偽アカウントの問題であるかもしれない。ただ、マージンローンなどと共に買収を支える3本柱の一つである130億ドル(約1兆6800億円)の多額債務の方が日ごとに大きな負担となると見込まれる。

  銀行が大急ぎで取りまとめた買収資金パッケージの下で、ツイッターは年間10億ドル近くの利払い費を抱えると推計され、経営上の小さな失敗も許されないような状況に置かれる。クレジットアナリストの冷静な目には、取引再考は当然予想されるものと言えそうだ。

Tesla CEO Elon Musk Testifies In SolarCity Trial
イーロン・マスク氏(2021年7月)
Photographer: Samuel Corum/Bloomberg

  買収資金の一部にはレバレッジドローンと高利回り債が充てられる。信用調査会社クレジットサイツはこの結果として、買収後のツイッターの年間利払い費が9億ドル前後に急増すると推計。ブルームバーグ・インテリジェンスも推計7億5000万-10億ドルの利払い費を想定する。これに対し、過去1年間の利払い費は5350万ドルだった。

  ツイッターはこうした状況の下でキャッシュバーン(現金燃焼)を強いられると考えられ、マスク氏も新たな収入源の開拓とコスト削減によって同社の経営を変革するよう、一段と強い圧力にさらされることになりそうだ。

  ウォール街のアナリストは2022年にツイッターの最高益計上を予想しているが、米国のリセッション(景気後退)入り予測が現実となれば、こうした楽観的見通しも危ぶまれる。実際、マスク氏は16日、既にリセッションは始まっているとの見解を示した。

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  ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ジョン・マクレーン氏は「高い利益を上げたことのないツイッターのような事業には、これはまさに悪い資本構造だ。同社が公開会社になってかなりの期間が経過しているが、消費者をベースに魅力的な収益化を図る方法を実際に考案したようには全く見受けられない」と指摘した。

High Cost

Twitter's interest expense will jump following Musk's buyout deal

Source: Twitter public filings

Note: "Post Deal" reflects an estimated $900 million interest expense, though the exact figure will depend on how the deal unfolds.

原題:

Musk Has a Bigger Problem Than Bots: A Huge Twitter Debt Burden(抜粋)

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