コンテンツにスキップする

TOPIXは反発、中国封鎖の緩和期待-原油高で資源関連や海運高い

更新日時

東京株式市場でTOPIXは反発。中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)が緩和に向かうと期待が高まった。国際原油相場が戻り基調を強め、商社や鉱業、非鉄金属など資源関連が上昇。鉄鋼など素材関連、海運株も上げた。半面、米金利低下が嫌気された銀行や保険株が安く、株式相場全体の上げを抑えた。食品株も下落。1-3月期の減益決算を前日に発表したアサヒグループホールディングスの株安が目立った。

  • TOPIXの終値は前日比3.45ポイント(0.2%)高の1866.71
  • 日経平均株価は112円70銭(0.4%)高の2万6659円75銭-3日続伸
反発
 
 

市場関係者の見方

大和証券の細井秀司シニアストラテジスト

  • インフレの情勢が依然変わらない中でも、中国の経済減速に伴うスタグフレーション懸念が和らぎ、株式相場はその分上昇したのだろう
  • 中国では上海で都市封鎖が戻りそうな半面、北京では検査が強化される方向にある。コロナからの回復は一朝一夕にはいかないが、モノの動きや製造業が多い上海で経済活動が戻ってくるのをまずは好感した買いが優勢になった
  • ただ、インフレがどこで落ち着くか見えにくくなった面が株式市場の気迷いムードにつながった。上海で経済活動が回復すれば、商品市況の騰勢が強まりインフレが加速しかねないというジレンマがある

セゾン投信の瀬下哲雄マルチマネージャー運用部長

  • 米国では主要な経済指標の発表などがいったん出尽くし、昨日の米国株が微妙な値動きになった中で日本株も方向感を失っている
  • 日本株は米国株ほど上がっていなかったため、両国のバリュエーション評価はもともと全然違う。そういう意味で日本株はそこまでネガティブになる必要はない
  • 今後は、金利上昇やインフレが米経済にどれだけ影響を与えてくるのかが一つのポイントになる。昨日発表の中国の経済指標は悪く、米国も悪化する可能性がある点には注意が必要だ

東証33業種

上昇率上位鉱業、海運、石油・石炭製品、その他製品、ゴム製品
下落率上位食品、銀行、小売、電気・ガス、保険、輸送用機器

背景

  • 上海、コロナ市中感染3日連続ゼロ-封鎖緩和開始の前提満たす
  • 16日のニューヨーク原油先物は3.4%高の1バレル=114.20ドルと4営業日続伸
  • NY連銀製造業景況指数、予想外のマイナス圏-3カ月で2度目
    • 仕入れ価格指数は統計開始後の最高水準だった前月からは低下
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE