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テラ暴落を予見、システミックリスク警告-暗号資産ファンドの創業者

  • ガロワ・キャピタルのケビン・チョウ氏、テラの危険性に警鐘鳴らす
  • クォン氏の「カルタゴ」に立ち向かう「ローマ」に自分をなぞらえる

暗号資産 (仮想通貨)の世界では、ハック(反則)や詐欺、足元をすくわれること、値崩れはありふれた出来事であり、毎日のように起きている。だが、最近のアルゴリズム型ステーブルコイン、テラUSD(UST)暴落とテラのエコシステム崩壊は、事情が異なる。

  テラUSDは、伝統的な金融保証などに頼らずに米ドルとペッグ(連動)するステーブルコインを実現する重要な新機軸として売り込みが行われた。しかし、先週起きたテラプロジェクトの突然の崩壊でその構想は疑わしくなった。

  テラUSDを運営するテラフォーム・ラブズの創業者ド・クォン氏は、プロジェクトが失敗に終わると警告する批判的な人々と論争してきたが、その1人であるケビン・チョウ氏は、暗号資産懐疑派ではない。

  2011年に業界入り後、フランスの数学者エバリスト・ガロワにちなんで名付けた暗号資産ヘッジファンド「ガロワ・キャピタル」を18年にスタートさせたチョウ氏は、ポッドキャストのインタビューで、テラUSDが暗号資産全体にとって「システミックリスク」になると懸念し始め、「他の全ての人々にも知らせる社会奉仕」として、その危険性に関しツイートを開始したと語った。

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ケビン・チョウ氏
Source: Kevin Zhou 

  同氏は年初からテラ/ルナのリスクについて積極的にツイッターで警告を発し、クォン氏の「カルタゴ」に立ち向かう「ローマ」に自分をなぞらえた。テラUSDは先週の暴落で時価総額が数十億ドル失われ、歴史の比喩が実証された。

  クォン氏の広報担当者は、この件でコメントを控えている。

  テラUSDは資産を裏付けとするのではなく、アルゴリズムとアービトラージ(裁定)メカニズム、特に1テラUSDが1ドル相当の別のトークン「ルナ」と常に交換可能という保証によりドルとのペッグを維持する。

  ルナ/テラのアービトラージで相互の関係を安定させる一方、「アンカープロトコル」というプラットフォームを通じて約20%という目を見張る利回りを提示し、エコシステムにまず資金を呼び込んでいた。

  ルナが単なるマジックボックス(手品の箱)ではなく、インサイダーを富ませることを意図した実にとんでもない箱だとチョウ氏は指摘した。

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原題:

Crypto Hedge-Fund Head Predicted Terra’s $60 Billion Implosion(抜粋)

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