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ゴールドマン会長、米経済がリセッションに陥るリスク「極めて高い」

更新日時
  • リセッションは「織り込まれていない」、回避のための「道は狭い」
  • ゴールドマン、今年と来年の米経済成長率予想を下方修正

米ゴールドマン・サックス・グループのロイド・ブランクファイン上級会長は、米経済がリセッション(景気後退)に陥る「リスクは極めて高い」とし、企業と消費者は備えを固めるべきだとの見解を示した。

Goldman Sachs Chairman And Chief Executive Officer Lloyd Blankfein Speaks At ECNY Luncheon
ブランクファイン上級会長
Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

  ブランクファイン氏は15日、CBSテレビの番組で「私が大企業の経営者だったら、しっかりとリセッションに対する準備をするだろう」とし、「消費者だったとしても備える」と述べた。

  さらに、リセッションは「織り込まれていない」とし、回避するための「道は狭い」と指摘。その上で、米金融当局はインフレ抑制で「非常に強力な手段」を持っており、「うまく対応してきている」と語った。

  サプライチェーンのボトルネック改善や中国でのロックダウン(都市封鎖)緩和により、一部のインフレは「解消する」一方、エネルギー価格など高騰が根強く続くものもあるとの見方を示した。

  ゴールドマンのエコノミストは同日、最近の金融市場の混乱を反映するため今年と来年の米経済成長率予想を下方修正した。2022年の米成長率見通しは従来の2.6%から2.4%に、23年についても従来の2.2%から1.6%にそれぞれ引き下げた。

  エコノミストらはリポートで、賃金の伸びの抑制やインフレ率を米金融当局の2%目標に押し下げる上で「必要な成長鈍化」だと指摘。成長鈍化で失業率は押し上げられるものの、失業率の急上昇は回避できるとの楽観的な見方も示した。

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  ブランクファイン氏はまた、グローバル化進展の結果、外国の低賃金労働によって物品・サービス価格の伸びが抑制され、米国民が長期間恩恵を受けてきたとする一方で、「今となっては、米国の国境の外にあり、われわれがコントロールできないサプライチェーンに依存することにどれほど安心できるのだろうか」と問い掛け、台湾製半導体輸入に大きく頼っている現状を指摘した。

原題:Goldman’s Blankfein Says US Should Prepare for Recession (1)(抜粋)

(ゴールドマンのエコノミストによる経済成長率予想などを追加して更新します)
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