米ASEAN特別首脳会議が閉幕、ロシア名指し批判せず-共同声明
Alex Wayne-
ウクライナでの戦闘即時停止要請、主権・独立性・領土の尊重再確認
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ASEANにはロシア直接批判に慎重な国も含まれる
バイデン米大統領がホワイトハウスで主催した米国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の特別首脳会議が13日閉幕した。共同声明はウクライナに侵攻したロシアの名指し批判を避けた。
声明はウクライナでの「戦闘の即時停止」を求めたほか、「主権や政治的独立性、領土の一体性を尊重すると再確認した」としている。一方で、「ロシア」や「戦争」、「侵略」の文言は使わなかった。

米ASEAN特別首脳会議でのバイデン大統領
Photographer:Oliver Contreras/Sipa/Bloomberg
ASEANにはロシアを直接批判することに慎重な国も含まれている。今年開催される20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の議長国インドネシアは、ロシアのプーチン大統領を同サミットから排除するのに否定的で、対案として同大統領に加えてウクライナのゼレンスキー大統領も招待した。
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原題:
US and Southeast Asian Nations Stop Short of Russia Condemnation(抜粋)
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