コンテンツにスキップする

米消費者マインド、2011年以来の低水準-インフレ懸念が重し

更新日時
Grocery items in a shopping cart inside a grocery store in San Francisco.

Grocery items in a shopping cart inside a grocery store in San Francisco.

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

5月の米ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は2011年以来の低水準となった。根強いインフレ懸念で、消費者の経済に対する見方が悪化した。

キーポイント
  • ミシガン大消費者マインド指数(速報値)は59.1
    • 前月の65.2から低下
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想全てを下回る(予想中央値は64)
    • 現況指数、期待指数がともに悪化
Gauge of US consumer sentiment slumps, while buying conditions deteriorate
ミシガン大消費者マインド指数(上)、耐久財購入に関する指数(下)
出所:ミシガン大学

  現況指数は63.6で、13年ぶり低水準となった。期待指数は6.2ポイント低下し、前月上昇分の大半を消した。

  1年先のインフレ期待は5.4%で、3カ月続けて40年ぶり高水準にとどまった。5-10年先のインフレ期待は3%で、前月から変わっていない。

  ミシガン大消費者調査ディレクターのジョアン・スー氏は発表文で「インフレはなおも消費者が最も意識している項目だ」と指摘。「家計状況や景気展望、購入環境など質問のトピックを問わず、調査の全般でインフレへの言及があった」と説明した。

  スー氏はまた、前年同月と比較した家計状況の認識が2013年以来の低水準だったと指摘した。今後12カ月に所得がインフレに追い付かないとみる向きは、回答者のほぼ半分に及んだ。

米消費者物価指数、4月は予想以上の伸び-インフレ長期化を示唆 (2)

  家電製品など耐久財の購入環境に関する消費者意識を示した指数は、1978年に統計を始めて以来の最低となった。

  一方、ガソリン価格はここ数週間で最高値を更新し、米政策金利の引き上げを受けて住宅ローンや学資ローンの金利は上昇基調にある。これらが重しとなり、株式相場は約1年ぶりの安値近辺で推移している。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Consumer Sentiment Falls to Fresh Decade Low on Inflation(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE