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仮想通貨が圧迫、個人投資家心理に影響か-世界の金融市場に売り波及

  • 仮想通貨混乱で資産全体のリスクセンチメント悪化-ストラテジスト
  • 「新たな弱気要素」が市場に影響-キングダムのフリーマン氏

暗号資産(仮想通貨)はかつて、リスクヘッジの資産としてもてはやされた。だが今では逆に、リスクを拡散するスプレッダーとしての面が強くなっているようだ。

  11日の金融市場でさまざまな資産が売られる中、トレーダーらは主な懸念要因として仮想通貨市場の混乱を挙げた。ミーム株の熱狂ですでに痛手を負っている小口トレーダーが、保有する仮想通貨の価値急落により他の資産を全て売却してしまうのではないかと、ストラテジストは不安を強めている。

  JPモルガン・チェースの世界市場ストラテジスト、ニコラオス・パニギリツオグル氏は「ここで見られる負の連鎖は、仮想通貨のエコシステムと従来の金融システムとのつながりを通じたものではなく、個人投資家のセンチメントを通じたものだ」と指摘。「仮想通貨市場での1兆ドル(約129兆円)の損失が個人投資家による株式などリスク資産の広範な保有削減を引き起こすのであれば、それが余波ということだ」と述べた。

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ビットコインの推移
出所:ブルームバーグ

  他の市場のトレーダーも仮想通貨下落の余波やリスクセンチメントへの影響を注視している。

  キングダム・フューチャーズのディレクター、マルコム・フリーマン氏は「新たな弱気要素が市場に影響し始めている。つまりそれは仮想通貨の崩壊だ」と指摘した。

原題:Crypto Stress Is Feeding the Wider Selloff in Global Markets(抜粋)

 

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