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米株は「バブル領域」脱しつつある、リスクに警戒必要-シティ

更新日時
  • 今後のリターンは限定的、成長銘柄でなくバリュー銘柄を選好
  • 金利上昇見通しの中、ナスダック100指数は今年に入り27%下落
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange.

Traders work on the floor of the New York Stock Exchange.

Photographer: Spencer Platt/Getty Images North America

金融政策の引き締めとテクノロジー株の急落に関連するリスクが高まる中、米国株はバブルの領域を抜け出しつつあり、今後のリターンは限定される見込みだと、シティグループのストラテジストらは指摘した。

  ストラテジストのダーク・ウィラー氏はリポートで、「米国はバブルの領域を脱しつつあり、米国株のリスクに警戒が必要になる」と指摘。今後のリターンは「平均を下回る」と同行はみており、成長銘柄でなく割安なバリュー銘柄を選好するとした。

  将来の利益成長期待に基づいて評価されている成長株、特にテクノロジー株は、金利上昇によって将来利益の現在価値が低下するため、このところの売りの中心となっている。

  これより先にはロバート・バックランド氏ら同行ストラテジストがリポートで、「中央銀行が金融緩和を解除しつつある今、成長株のバリュエーションはさらに低下するだろう」と予想。特に米国の成長株に警戒感を示した。テクノロジー株中心の米ナスダック100指数は2020年11月以来の安値に沈み、今年に入り27%下落している。

  実質利回り上昇からの資産保全を目指したシティのモデルポートフォリオによれば、バックランド氏は割安なバリュー株を選好している。また、英国株と新興市場株を米国や欧州大陸諸国の株よりも有望視している。

  バックランド氏は「名目利回りが安定すれば最終的に実質利回りの安定につながり、株式バリュエーションも安定するだろう」と分析している。

Nasdaq valuations slump to lowest since April 2020 on higher rates woes
ナスダック100指数の予想PER
出所;ブルームバーグ

原題:Citi Urges Caution, Sees US Equities Exiting ‘Bubble Territory’(抜粋)

(ウィラー氏のコメントを第2段落に挿入し、全体的に更新します)
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