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ペッグ崩壊で苦境のテラUSD、救済要請に大手投資家は冷ややか

  • アラメダやセルシウス、ギャラクシー、ジャンプなどと交渉-関係者
  • テラフォームのド・クウォン氏、回復の取り組みを繰り返し示唆

ドルとのペッグ(連動)が崩れて苦境にあるステーブルコイン「テラUSD(UST)」の支援者は、救済策への投資家の支援確保に苦戦している。

  USTを運営するテラフォーム・ラブズと関係がある複数の個人がこの数日間に著名企業と接触したが、その後、交渉は行き詰まっている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。協議の非公開を理由に匿名を条件に語った。

  テラフォーム・ラブズ最高経営責任者(CEO)で、USTの主要な支持者であるド・クウォン氏は回復に向けた取り組みが行われているとツイッター投稿で繰り返し示唆。10日にはそれに「近づきつつある」とツイートしていた。同氏はコメントの要請に返答していない。

  テラフォーム・ラブズの広報担当はブルームバーグへの電子メールで、現時点ではコメントの要請に応じられないと述べた。

Terraform Labs Co-Founder Do Kwon
ド・クウォン氏
Photographer: Woohae Cho/Bloomberg

  関係者によると、協議の相手にはアラメダ・リサーチやセルシウス、ギャラクシー・デジタル・ホールディングス、ジェーン・ストリート、ジャンプ・クリプト、ネクソなどが含まれる。

  セルシウスは関与していないとツイート。ネクソはブルームバーグに対し、アプローチを受けたと確認した上で、参加しないことを選択したと説明した。ジェーン・ストリートアラメダはコメントを控えている。

  ジャンプ・クリプトもコメントを控えた。ジャンプ・トレーディングの関連企業である同社のカナフ・カリヤ社長は、USTの支援組織であるルナ・ファウンデーション・ガード(LFG)のメンバー。ギャラクシーはコメントの要請に返答していない。

  関係者によれば、状況は流動的で市場環境次第で変わる可能性もある。バイナンスのデータによると、USTはニューヨーク時間11日午後遅くに67セント前後で取引された。

  暗号資産(仮想通貨)関連サービスを提供するカシャー(Cashaa)の創業者でCEOを務めるクマー・ゴウラブ氏はブルームバーグ・ニュースとの先のインタビューで、LFGの提案の一つは、救済に参加する投資家に対しスポット価格を50%下回る水準で関連トークン「ルナ」を購入する機会を提供する内容。カシャーはこれに参加しないと同氏は述べた。

  同氏によると、LFGはUST支援で約15億ドル(約1900億円)の調達を目指している。資金調達計画についてはブロックが10日に報じていた

  LFGはコメントの要請に返答していない。

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原題:

Stablecoin Rescue Plan Gets Cold Shoulder From Big Investors (1)(抜粋)

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