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NFT優良コレクション、デジタル資産売りでビットコイン上回る痛手

  • BAYCの販売価格平均、過去7日間に29%下落-取引件数も急減
  • ビットコインはこの1週間に17%、イーサは15%下落-データ

「ボアード・エイプ・ヨット・クラブ(ヨットクラブの退屈したサル、BAYC)」に代表される非代替性トークン(NFT)の優良コレクションは、他のデジタル資産を上回るパフォーマンスを記録していた時期もあったが、ここにきて仮想通貨よりも大きな痛手を受けている。最近の売り加速でデジタル資産全体に対するセンチメントが悪化している。

  NFTウオッチャーのプライス・フロアとダップレーダーによると、BAYCの販売価格平均はドルベースで過去7日間に29%下落し、取引件数は21%減少した。

Bored Ape Yacht Club NFT Themed Restaurant Bored & Hungry
「ボアード・エイプ・ヨット・クラブ」のNFTコレクションのアート作品をブランドに利用している「ボアード&ハングリー」レストラン(4月21日、カリフォルニア州ロングビーチ)
Photographer: Bing Guan/Bloomberg

  人気のNFTコレクションは最近まで、他のデジタル資産よりおおむね順調だった。NFTプライス・フロアのデータによると、フロアプライス(最低販売価格)は4月末に過去最高値を付けた。一方、ビットコインは昨年11月上旬に記録した過去最高値から50%余り値下がりしている。

  ブロックタワー・キャピタル・アドバイザーズのパートナー、マイケル・ブセラ氏はブルームバーグとのインタビューで、「かなりのNFTポートフォリオがこの半年間に構築されていた」と指摘した。

  ただBAYCの最近の人気低下は、NFT市場全体に広がるトレンドを反映しているようだ。優良NFTコレクションへの幅広いエクスポージャーを提供するJPG・NFT指数も、この1週間に約26%低下した。ブセラ氏は「一般的に流動性がかなり低い市場だ」とし、「市場が売り一色になると、投資家は持っているものを何でも売ろうとする」と分析した。

  一方、コインマーケットキャップによると、代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインはこの1週間に17%下げ、イーサも15%下落した。 ハイテク株の最近の下落に加え、「テラUSD(UST)」を巡る問題が明らかになったことが背景にある。

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原題:

Blue-Chip NFT Collections Hit Harder Than Bitcoin in Crypto Rout(抜粋)

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