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リッチモンド連銀総裁、インフレとの闘いは必ずしも景気後退招かず

米リッチモンド連銀のバーキン総裁は、金融当局はまず需要を刺激も抑制もしない水準へと政策金利を引き上げ、その後さらに利上げを進める必要があるかどうかを判断するとの見解を示した。

  バーキン総裁は10日、メリーランド州のセシル郡商工会議所で講演。事前に配布された原稿によれば、「いったん中立金利のレンジに達した後、金融当局による経済へのブレーキが必要な水準にインフレがとどまっているのか否かを判断できる」と述べた。総裁は中立金利を2ー3%の範囲と推計している。

  また「この道筋はボルカー元連邦準備制度理事会(FRB)議長の下で陥ったようなリセッション(景気後退)を引き起こすことになるのではないかと問う声もあるかもしれない。だが必ずしもそうはならない。83ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)という水準は、経済を抑制する金利水準からはまだ程遠い」と指摘した。

  総裁は「需要は強く、今後も堅調さが続くと考えられる。健全なビジネスと個人のバランスシート、低水準となった在庫の積み増しが寄与するほか、州政府が現金を豊富に抱えている状況もプラス要素だ」と語った。

  その上で、「サプライチェーンでは対応能力を超えた状況となっており、サプライヤーはバランスを取り戻すのに苦慮している」と指摘。さらに「インフレ率は高く、根強く、そして広範囲にわたっている」と指摘した。

  バーキン総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たない。

原題:Fed’s Barkin Says Inflation Fight May Not Require Recession(抜粋)

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