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ツイッター株下落、買収予定額引き下げのリスクとヒンデンバーグ

  • 「現行の合意の力学が脅かされている」-ツイッター株を空売り
  • 買収計画が明日なくなれば、ツイッター株は現行から50%値下がりも

9日の米株式市場で米ツイッターの株価が一時4.4%下落した。空売りをテーマとする投資調査会社ヒンデンバーグ・リサーチはイーロン・マスク氏による440億ドル(約5兆7400億円)でのツイッター買収予定額が引き下げられる「大きなリスク」があるとの見方を示した。

  マスク氏は4月14日、1株当たり54.20ドルでツイッターを買収して非上場化する案を公表した。当初は同氏の買収資金確保を巡り懐疑的な見方が広がったが、約10日後に資金調達計画の概要が示され、取締役会が買収案に同意した。

マスク氏がツイッター買収で合意-440億ドル、非上場化へ

Twitter Go-Private Deal Spread Shows 84% Odds Of Closing
米サンフランシスコのツイッター本社内部の様子(3月17日)
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  ヒンデンバーグのアナリストらは、その後の「複数の展開を受けツイッターのポジションが弱まった」とし、「現行の合意の力学が脅かされている」と指摘。ツイッター株を空売りしていると説明した。

  具体的には、ハイテク株軟調やツイッターの1-3月(第1四半期)業績不振のほか、買収計画がうまくいかなかった場合にマスク氏が保有するツイッター株9%を売却する見通しに言及した。

  ヒンデンバーグはリポートで「われわれは非公開化に向けたマスク氏の取り組みを支持し、同氏はそれを成し遂げることが可能と考えるが、こうした水準で行うべき理由はないと考える」と指摘した。

  マスク氏が4月4日にツイッター株取得を開示する前の最後の営業日からナスダック総合指数は約17.6%下落している一方、ツイッター株は約23%上昇している。

ツイッター急伸、マスク氏が9.2%株取得-SNS業界改革を示唆後 

  ヒンデンバーグは「マスク氏の買収計画が明日なくなれば、ツイッター株は現行水準から50%値下がりするだろう」とし、「結果的に買収予定額が引き下げられる大きなリスクがある」との分析を示した。

原題:

Twitter Falls After Hindenburg Research Sees Risk of Repricing(抜粋)

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