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EU、域内船舶のロシア産石油輸送を禁止する案を取り下げ-関係者

  • ロシア産石油の輸送船舶に対する保険提供禁止は維持を目指す
  • ギリシャは世界の石油タンカーの4分の1余りを保有

新たな対ロシア制裁を巡り週末に議論を続けた欧州連合(EU)は、同国産石油の輸出制限案の一部を見送る見通しだ。ただ、重要な部分は維持することを目指している。

  ブルームバーグが確認した文書や、事情に詳しい関係者によると、EUは域内に籍を置く船舶がロシア産石油を第三国に輸送することを禁止する提案を取り下げる。だが、ロシア産石油を輸送する船舶への保険提供禁止は引き続き協議されており、決定されればロシアの石油輸出に大きな障害となる。

  関係者によると、域内船舶による第三国への輸送禁止をEUの対ロシア制裁第6弾から取り下げるよう働き掛けたのは、海運業への依存度が高いギリシャなどの加盟国。この問題で主要7カ国(G7)が一致した姿勢を打ち出せなかったことも、取り下げに当たり重要な要素となった。

  ギリシャは積載重量で世界の石油タンカーの4分の1余りを保有しているだけに、この案が承認されればロシアの石油輸出はいっそう損なわれるはずだった。

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Greek Shipping Interests

Oil tanker fleet ownership by nationality

Source: Clarkson Research

 

原題:

EU Drops Plan to Stop Tankers Moving Russian Oil Anywhere (1)(抜粋)

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