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ロシア経済、1994年以来の大幅マイナス成長に-財務省が内部予測

更新日時
  • GDPは最大12%のマイナス成長の可能性、経済制裁が足かせに
  • 財務省、経済発展省よりも大幅なマイナス成長を想定-関係者

ロシアはほぼ30年ぶりの深刻な経済縮小に直面している。ウクライナ侵攻に対する米国など西側諸国による制裁に圧迫され、今年の国内総生産(GDP)は最大12%のマイナス成長となる可能性が高いとの見方が、ロシア財務省の内部予測で示されている。

  この予測に詳しい複数の関係者が匿名を条件に話したところによると、経済発展省が予想する8%のマイナス成長よりも深刻な経済縮小となる公算が大きい。ロシア政府はウクライナ侵攻開始以降、公式の経済見通しをまだ公表していない。

  財務省は10日の発表文で、報道は不正確だと反論。「公式のマクロ経済予測の準備は財務省の権限下にない」とし、「政府やロシア中銀の政策措置で、制裁による負の影響は大きく緩和され、安定した経済発展の確保が可能になると見込んでいる」と説明した。 

  12%のマイナス成長となれば、ロシア経済が1990年代初期に見舞われた混乱と同等の痛手を負うことを意味する。旧ソ連時代から資本主義に変わろうとしていた当時の経済は、戦時下以来の大幅縮小に陥った。

Big Price

Russia's economy faces biggest contraction in decades

Source: Federal statistics service for 1996-2021, World Bank for 1990-1995, 2022 forecast by Finance Ministry

  ロシア中央銀行は4月29日、今年の成長率についてマイナス8-10%との見通しを示した。国際通貨基金(IMF)は8.5%のマイナスと予想しているほか、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は10.3%のマイナスとなっている。

  ロシア財務省の予測通りとなれば、約10年分の経済成長が帳消しになると、関係者の1人は述べた。

  経済発展省の広報担当はコメントの要請に応じなかった。

 

原題:

Russia’s Economy Facing Worst Contraction Since 1994(抜粋)

Russia’s Economy Facing Worst Contraction Since 1994 (2)(抜粋)

(第3段落に財務省の反応を加えます)
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