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G7、香港トップの選出プロセスに「重大な懸念」-外相声明

  • 「政治的・市民的権利および香港の自治の一貫した浸食を深く懸念」
  • 香港で守られるべき基本的権利および自由を尊重するよう促す
李家超氏(5月9日)
李家超氏(5月9日) Photographer:Bertha Wang/ Bloomberg

主要7カ国(G7)は9日、香港のトップである行政長官の選出プロセスに「重大な懸念」があるとする外相声明を発表した。

  香港の次期行政長官を決める選挙が8日行われ、李家超前政務官(64)が正式に選出されたが、候補者は李氏だけだった。親中派が大半を占める選挙委員による投票で李氏は圧倒的多数で信任された。

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  G7は声明で、今回の「選出プロセスおよびその結果としての任命は、普通選挙という目標からの明らかな逸脱であり、香港の人々の正当に代表される能力をさらに損なう」ものだと指摘。G7はこうした「政治的・市民的権利および香港の自治の一貫した浸食を深く懸念」しており、「引き続き中国に対して英中共同声明およびその他の法的義務に従って行動するよう求める」と表明した。

  外相声明はG7議長国であるドイツの外務省が電子メールで配布。「新たな行政長官に対して、香港基本法に規定されているとおり、香港において守られるべき基本的権利および自由を尊重し、裁判制度が法の支配を堅持することを確保するよう求める」と声明は締めくくった。

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  中国外務省の趙立堅報道官は北京で9日開いた定例記者会見で、香港行政長官選挙を非難する欧州連合(EU)などの地域や国は「偽の民主主義」を支持しているなどと批判した。  

原題:G-7 Expresses ‘Grave Concern’ Over Hong Kong Leader’s Election (抜粋)

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