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きょうの国内市況(5月9日):株式、債券、為替市場

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●日本株は大幅反落、米金融引き締めが強まる懸念-成長銘柄や素材安い

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  東京株式相場は大幅に反落。米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想以上に増え、米金融当局が景気を冷やす引き締め政策を取りやすくなると懸念が強まった。米長期金利が上昇し、将来収益からみて割高感が出る電機や機械などの成長株が値を下げた。鉄鋼や非鉄金属といった素材株にも景気の先行きを懸念した売りが広がった。

  • TOPIXの終値は前営業日比37.52ポイント(2%)安の1878.39
  • 日経平均株価は684円22銭(2.5%)安の2万6319円34銭

T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジスト

  • 米株価指数先物が軟調に推移する中で、香港や韓国の株式相場も下げ基調となりアジア全体でリスクオフの動きが広がった。米実質金利が上昇する中では成長株から資金が流出しやすい
  • 主要7カ国(G7)がロシア産原油禁輸を表明した後の原油高で、世界景気が減速する懸念も強まった

東証33業種

下落率上位鉄鋼、空運、サービス、非鉄金属、卸売、その他製品、機械
上昇率上位電気・ガス、海運、石油・石炭製品

●債券は下落、米長期金利上昇受け売り優勢-日銀指し値オペが支え

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   債券相場は超長期債を中心に下落した。前週末の米国市場で長期金利が一段と上昇した流れを引き継ぎ、売りが優勢だった。もっとも、日本銀行が10年国債を0.25%で無制限に買い入れる指し値オペを継続しており、下値は限定的だった。

  SMBC日興証券の奥村任金利ストラテジストは、米長期金利の上昇を受けて利回り曲線がスティープ(傾斜)化する動きが続いていると指摘。「10年債は日銀の指し値オペにより金利が大きく上昇しようがないが、超長期債は米金利上昇に素直に反応して金利が上昇した」と話した。

  日銀は午前の金融調節で指し値オペを通知した。買い入れ利回りは10年国債365回で0.25%。日銀は4月28日の金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)を維持するため10年債の指し値オペを原則、毎営業日実施すると発表した。

  • 新発10年債利回りは前週末比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.245%
  • 新発30年債利回りは2.5bp高い1.035%
  • 長期国債先物6月物の終値は9銭安の149円9銭。前週末の米長期金利上昇の流れを引き継ぎ売りが先行。その後下げ幅を縮小する場面もあったが、引けにかけて再び売りが優勢となり一時149円4銭まで下落した

     日銀が6日発表した保有国債の銘柄別残高によると、4月6日に発行された新発10年債(366回債)の保有額は2兆506億円と発行額(2兆6993億円)の76%に達した。奥村氏は、市場機能がまともに働いているのか疑問もあるとしながらも、「日銀はYCC堅持を明確にしており、市場機能に配慮して政策を修正する可能性は低い」との見方を示した。

●ドル・円が131円台へ上昇、米金利上昇やリスクオフでドル全面高

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=131円台へ上昇し、4月下旬に付けた約20年ぶり高値に接近した。米国の金融引き締め加速や世界景気の減速懸念を背景に債券・株売りの流れが続く中、米金利の上昇やリスク回避の動きからドルが全面高となった。

 
  • ドル・円は午後3時8分現在、前週末比0.4%高の131円04銭。130円29銭から一時131円11銭まで上昇-131円台乗せは4月28日以来
  • ブルームバーグ・ドルスポット指数は0.5%上昇し、2020年5月以来の高水準
    • オーストラリアドル・ドルは1%超下落し、今年1月以来の1豪ドル=0.7000ドル割れ

あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト 

  • 米雇用統計は堅調な結果で、米金利が週末にもう一段上昇したこともあり、引き続きドル買いが強い
  • ただ、米利上げを受けてリスクアセットの下落が強まってきているので、その辺はリスクオフのドル買いと共に円買い材料にもなってくる
  • 米利上げによる米金利上昇はドル・円上昇を後押しするが、利上げや中国のロックダウン(都市封鎖)による世界的な景気減速懸念が上値を抑えてくるだろう
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