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ロシア産原油、今月半ば以降は商社取引困難に-EU制裁でビトル予想

  • EU制裁の下でロシア国営エネルギー企業と取引が禁止されると解釈
  • 「ロシア事業体に支払いができなくなるその日が事実上迫っている」

ロシアのウクライナ侵攻に対する欧州連合(EU)の制裁強化に伴い、ロシア産原油の商品取引会社による売買が今月半ば以降、なお一層難しくなる見通しだ。世界最大の独立系石油商社ビトル・グループが指摘した。

  ビトルのアジア責任者、マイケル・ミュラー氏はガルフ・インテリジェンスの8日のポッドキャストで、ロシアの原油・石油製品輸出は、今年2月後半のウクライナ侵攻以前(日量750万バレル)から約100万バレル減った可能性が高く、15日より後はさらに減少する恐れがあると語った。

  商社の多くはEUの制裁について、15日より後はロシア国営エネルギー企業との取引を禁止する内容と解釈している。

  ミュラー氏は「国際銀行システムがロシアの事業体に支払いを実施できなくなる日が事実上迫っている」と述べ、履行すべき契約上の義務を理由にロシア産エネルギーの購入をこれまで続けていた企業も「異なる現実」に直面するとの見通しを示した。

  同氏によれば、一部の比較的小規模な商社は今月以降もロシアと取引を続けると見込まれるが、同国産原油の輸送や保険を進んで引き受ける企業を見いだすことは難しく、遅れや障害が予想される。

原題:

Trading Russian Oil Will Become Harder From Mid-May, Says Vitol(抜粋)

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