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NY原油、一時110ドル台-G7ロシア産原油禁輸の表明後は浮動

更新日時
  • WTIの6月限は一時0.7%上昇し、110.49ドルの高値を付けた
  • サウジは4カ月ぶりにアジア向け標準原油のOSP引き下げに動いた

ニューヨーク原油先物相場は、アジア時間9日の時間外取引で一時1バレル=110ドル台に続伸した後、行きつ戻りつの展開となった。主要7カ国(G7)首脳が8日開いたオンライン協議後、ロシア産原油禁輸の方針を表明したことが、相場をこの日の高値まで早朝に押し上げた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の6月限は一時0.7%上昇し、110.49ドルの高値を付けた。その後反落し、108ドルを割り込む場面もあったが、シンガポール時間午前11時7分(日本時間同12時7分)時点では0.3%高の110.10ドルで取引された。

  中国が「ゼロコロナ政策」の下で導入したロックダウン(都市封鎖)が石油消費の抑制要因となる中で、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、4カ月ぶりにアジア向け標準原油アラビアン・ライトの公式販売価格(OSP)値下げに踏み切った。市場はこれら諸要因の影響を見極めようとする動きとなった。

サウジ、アジア向け原油を4カ月ぶり値下げ-中国ロックダウンの中

  バンダ・インサイツの創業者バンダナ・ハリ氏は「欧州連合(EU)はロシア産原油の禁輸で全会一致の合意が難航しており、相場の多少の下方調整を予想する」としながらも、EUが合意を得る努力を続けることで市場は神経質な状態が続き、下落は限定的となりそうだと指摘した。

 

Oil drops as Saudi price cuts, China lockdowns offset G-7 import ban
 
 

原題:

Oil Swings as Traders Weigh Up G-7 Crude Ban, Saudi Price Cuts

Crude Oil Futures Rise After G-7 Agrees to Ban Russian Imports(抜粋)

(最新の相場と市場関係者の見方を追加して更新します)
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