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米FRB、少なくとも3.5%まで利上げする必要-クラリダ前副議長

  • 迅速に中立金利に引き上げるだけでは物価抑制に「不十分だろう」
  • 推計2.5%の中立金利を少なくとも1ポイント上回る水準だと説明

米連邦準備制度理事会(FRB)副議長を1月に退任し、現在はコロンビア大学教授のリチャード・クラリダ氏は金融当局について、高騰するインフレの抑制にはフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を少なくとも3.5%に引き上げる必要があるとの見解を示した。

  クラリダ氏はスタンフォード大学フーバー研究所が6日に主催する会議向けの講演テキストで、「現在のサイクルにおいて予測対象期間内にインフレ率を2%の長期的な目標に回帰させるには、迅速に『中立に到達する』だけでは不十分だろう」と指摘した。

  その上で、「最終的には、名目ベースで推計2.5%の中立金利を少なくとも1ポイント上回る景気抑制的な領域まで、FF金利を引き上げなければならないだろうと考える」と話した。

  また、米金融当局が6月から始めるバランスシート圧縮の結果、金融状況に現在想定されているよりも一段と大きな影響があるならば、当局は自分が指摘する水準まで利上げする必要はないかもしれないとする一方、予想ほどのインフレ鈍化がなければ一層の利上げを迫られる可能性があると語った。

Key Speakers At The NABE Annual Meeting
クラリダ前FRB副議長
Photographer: Sarah Silbiger/Bloomberg

原題:

Ex-Fed Vice Chair Clarida Says Rates Must Rise to at Least 3.5%(抜粋)

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