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米ペロトン、株式約20%売却目指し複数の買い手候補に接触-関係者

  • 大手企業やPE投資会社を模索、交渉はまだ初期段階と関係者語る
  • 米株式市場時間外で一時7%安、通常取引終値は9.1%安

ホームフィットネス事業を手掛ける米ペロトン・インタラクティブは経営難を脱して業績を回復させる取り組みの一環として、自社株約20%の売却を目指している。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

  この議論が非公開だとして、関係者が匿名で明らかにしたところでは、ペロトンは同社に投資して事業価値を実証できる大手企業ないしプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社を模索。既に複数の買い手候補と接触しているが、交渉はまだ初期段階にある。

A Peloton Store Ahead Of Earnings Figures
米カリフォルニア州のペロトン店舗
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  ペロトンはコメントを控えた。株式売却の可能性を巡っては米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じていた。

  同社の業績は新型コロナウイルスのロックダウン(都市封鎖)時には外出を控えている消費者のエクササイズバイク購入やフィットネスクラス加入が増えて大きく伸びたが、1年前から需要は低迷。経営陣の業績回復の取り組みは難航し、今年2月、同社は経営陣刷新に踏み切ったものの、株価は下げ続けている。

  新たな大手の支援企業が見つかれば投資家の不安は解消される可能性があり、それがアマゾン・ドット・コムのような企業であれば特に大きな安心材料となる。アマゾンは以前、ペロトンの完全買収を目指す可能性があるとみられていた。

  ペロトンの株式売却の可能性が伝えられた後、5日の米株式市場時間外取引で同社株は一時7%安を付けた。通常取引終値は9.1%安。

  アクティビスト(物言う投資家)のブラックウェルズ・キャピタルなどの株主はペロトンに対し、アマゾンなどに身売りするよう圧力を加えてきた。しかし豊富な業界経験を有するバリー・マッカーシー新最高経営責任者(CEO)はこうした身売りを目指さないと言明。サービス部門の経常収益を増やすため、ハードウエアの値下げを進めている。

原題:

Peloton Is Said to Weigh Stake Sale of About 20% for Turnaround(抜粋)

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