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日系企業の約6割上海工場稼働できず、物流回復や従業員確保が課題

  • 28%が3割以下の生産でいまだに大きな影響、と地元の日系企業団体
  • 新型コロナ感染拡大への対策で上海市ではロックダウンが続く

新型コロナウイルス感染拡大の影響でロックダウン(都市封鎖)が続く中国・上海市に生産拠点を持つ日系企業の約6割が工場を全く稼働できていない。こんな調査結果を、地元の日系企業などでつくる上海日本商工クラブが明らかにした。

  同クラブが5日発表した調査によると、上海市に工場を持つ54社のうち、63%が「全く稼働していない」としたほか、28%が「3割以下の生産」と回答した。操業率の回復に向けた課題として89%が「物流の回復」を挙げ、「従業員の確保」と「従業員の宿泊設備確保」が続いた。

  同クラブの垣内隆理事長は上海市商務委員会への書簡で、一部の業界では事業活動が一定程度進んでいるものの、物流面の困難のほか、業務従事のための移動や金融取引などの具体的な問題は「いまだに大きな影響を受けている」ことが分かったとし、正常化に向けた支援を求めた。

  今回の調査は4月27日から30日の間に実施され、製造業・非製造業100社から回答を得た。

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