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米長期債売りに拍車、雇用統計の発表控え10年債利回り3%台

更新日時
  • 10年債利回りは一時17bp上昇し3.10%強、30年債3.20%上回る
  • 来週のCPI統計や国債入札もトレーダーは注目
An American flag flies outside the Marriner S. Eccles Federal Reserve building in Washington, D.C.

An American flag flies outside the Marriner S. Eccles Federal Reserve building in Washington, D.C.

Photographer: Al Drago/Bloomberg

5日の米国債市場で長期債売りに拍車がかかり、利回りは数年ぶりの高水準を更新。指標の10年債利回りは3%を確実に上回る水準で推移した。利回り曲線はスティープ化し、インフレを巡る懸念が市場を動揺させた。

  10年債利回りは一時17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.10%を突破。30年債利回りも一時17bp上昇し3.20%を上回り、2018年12月以来の高水準を付けた。短期債利回りも小幅ながら上昇。連邦公開市場委員会(FOMC)の4日の政策決定後の低下基調が一部巻き戻された。

Long-bond rate climbs as angst grows over Fed
 
 

  金融政策に比較的敏感に反応する2年債などの利回り上昇が遅れていることも利回り曲線のスティープ化傾向を維持した。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、今後のFOMCでの0.75ポイント利上げ検討の観測に水を差したことが背景にある。

  イーグル・アセット・マネジメントの債券担当ディレクター、ジェームズ・キャンプ氏は「極めて一般的な意味で0.75ポイント利上げを検討対象から外すことは、インフレ抑制に十分に積極的だとは見受けられない」と指摘し、市場は「10年債利回りを3.23%まで押し上げる公算が大きい」と予想した。この水準はFOMCが政策を引き締めていた18年後半に見られたピークに近い。

  また、債券トレーダーの念頭には6日公表の4月の米雇用統計や来週の消費者物価指数(CPI)の発表もある。10年国債と30年国債の入札も来週予定されており、新発債のクーポンが高くなるよう債券トレーダーが相場押し下げに動きがちな環境も整っている。

原題:

Treasuries Hammered Ahead of Jobs Report as Market Doubts Powell(抜粋)

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