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欧州経済は「事実上の停滞状態」-ECBのパネッタ理事

更新日時
  • 景気減速と記録的インフレでECBの選択肢はさらに複雑化
  • 第2四半期GDPを先に見ずに行動するのは「軽率」
EU flag hangs outside the Frankfurt Stock Exchange.

EU flag hangs outside the Frankfurt Stock Exchange.

Photographer: Peter Juelich/Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)のパネッタ理事は、ユーロ圏の景気拡大がほぼ停止しており、当局による記録的インフレとの闘いでさらに「高コスト」に直面するとの認識を示した。

  5日付のイタリア紙スタンパに掲載されたインタビュー記事によれば、パネッタ理事は「欧州経済は事実上の停滞状態にある」と指摘。「1-3月(第1四半期)の成長は0.2%だった。一部の国の成長の一時的高まりがなければ、基本的にはゼロ成長だっただろう」と述べた。

  パネッタ理事は「このためECBが直面する選択肢はさらに複雑化する。インフレ抑制を狙った金融引き締めは、既に弱まりつつある経済成長を結局は妨げることになる」とコメントした。

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Source: Bloomberg Economics

  パネッタ理事はまた、4-6月(第2四半期)の国内総生産(GDP)の数値を先に見ずに行動することは「軽率」だろうとも述べ、決定の先送りを支持する考えも示唆した。

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パネッタ理事
Source: ECB

  ECBは今後、6月8、9両日と7月20、21両日に政策委員会を開く。第2四半期のGDPデータは7月29日までは公表されないが、景気動向を示す指標はその前に入手可能だ。

  利上げに関して問われたパネッタ理事は「2、3カ月早まるか遅くなるかは大した違いはもたらさない」とした上で、現状では「マイナス金利と純資産購入はもはや不要かもしれない」と付け加えた。

European Weakness

Inflation and war are weighing on economic output across the region

Source: Bloomberg

Note: Map displays first-quarter GDP (QoQ); Czech Republic, Sweden not part of euro area

 

原題:ECB’s Panetta Says Europe’s Economy ‘Is de Facto Stagnating’ (2)

ECB’s Panetta Says Europe’s Economy ‘Is de Facto Stagnating’(抜粋)

(理事の見解を追加して更新します)
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