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パウエル議長が押し戻す、6月会合での0.75ポイント利上げ見通し後退

  • 0.5ポイントより大きな利上げをすぐにも実施することはないと示唆
  • 「パウエル議長が非常に明確な言葉発した」-プリヤ・ミスラ氏

米金融当局が6月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で実施すると見込まれる政策引き締めについて、トレーダーの見通しが後退した。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が4日の記者会見で、0.5ポイントを上回る利上げが短期的に行われるとの観測を押し戻した。これを受けて、年限が短めの米国債の利回りが大きく低下し、ドルが売られた。

  この日のFOMC会合で0.5ポイントの利上げが決定したとの発表があった後、会合日程に関連した金利デリバティブは一時、次回6月会合で0.75ポイントの利上げが行われる可能性を一時的に織り込んだ。しかしパウエル議長がその幅での引き上げをすぐにも実施することはないとの姿勢を示唆したため、市場のそうした状態は長くは続かなかった。

  TDセキュリティーズの金利戦略世界責任者、プリヤ・ミスラ氏は「パウエル議長が非常に明確な言葉を発した」と指摘。「あまりに多くの利上げ予想が織り込まれたと考えている。従って年限が短い方の債券はこれで安定するはずだ。パウエル議長は市場のプライシングほどタカ派ではない」と述べた。

  6月会合に絡むオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)は一時1.464%を付けた後、約1.35%へと低下した。

原題:Fed Traders Pare Bets on Bigger June Hike After Powell Pushback(抜粋)

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