バイオジェン、アルツハイマー薬インフラを全て処分-CEO退任へ
Angelica Peebles、Robert Langreth
米バイオジェンは3日、ミシェル・ボナッソス最高経営責任者(CEO)の退任を明らかにした。アルツハイマー病治療薬「アデュヘルム(一般名アデュカヌマブ)」が米国でメディケア(高齢者・障害者向け医療保険制度)の広範な適用対象とならず、同社の新たな主力薬となる可能性が失われていた。
1-3月(第1四半期)調整後1株利益は3.62ドルで、ブルームバーグが調査したアナリスト予想の4.35ドルを下回った。アデュヘルムを巡る評価損が1株利益を0.76ドル押し下げた。
売上高は前年同期比6%減の25億3000万ドル(約3300億円)で、市場予想の25億ドルにほぼ一致した。通期の1株利益は14.25-16ドルの見通しを維持した。
バイオジェンは新CEOの人選に着手すると発表。ボナッソスCEOは後任が指名されるまで職務を継続するという。
また、アデュヘルムの商業インフラは事実上全て処分する。こうした措置などで年間5億ドルのコストを追加削減する。
エーザイが22年3月期利益予想引き下げ、認知症薬の米需要予測修正で
原題:
Biogen CEO to Leave After Alzheimer’s Drug Fails to Get Covered(抜粋)
Biogen CEO to Leave After Flop of Alzheimer’s Drug Rollout (1)(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE