コンテンツにスキップする

豪中銀が予想上回る利上げ、政策金利0.35%-追加の引き締め示唆

更新日時
  • 今後数カ月で追加利上げが必要になるとの見通しをロウ総裁は示唆
  • 利上げのタイミングと幅を見極めるためデータを注視する
Signage for the Reserve Bank of Australia (RBA) at the central bank's building in Sydney.

Signage for the Reserve Bank of Australia (RBA) at the central bank's building in Sydney.

Photographer: Brendon Thorne/Bloomberg

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は3日の政策決定会合で、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を0.25ポイント引き上げ、0.35%とすることを決定した。豪中銀のロウ総裁は政策決定後の会見で、今後数カ月で追加利上げが必要になるとの見通しを示唆した。

   ブルームバーグのエコノミスト調査では、大半が0.15ポイントの利上げを予想していた。

  ロウ総裁は政策発表後の声明で、「政策委員会は豪州のインフレ率が時間の経過とともに確実に目標に復帰するために必要な対応を行うことにコミットしている。これは今後のさらなる政策金利の引き上げを必要とする」との認識を示した。

  その上で、政策委は「将来の利上げのタイミングと幅を見極める過程で、今後の情報とリスクバランスの変化を引き続き注視していく」と説明した。

  豪中銀の決定を受け、豪ドルの対ドル相場は一時1.4%高となったが、その後上げ幅を縮小し、1豪ドル=0. 7118米ドルで取引された。豪州の3年国債利回りは2014年以降で初めて3%を突破し、10年債利回りは3.39%に上昇した。

  豪中銀総裁の会見での主な発言は次の通り。

  • 40bpの利上げを含む選択肢も検討した
  • キャッシュレート水準は年末までに1.5-1.75%と予想される
  • 豪州の総選挙はきょうの決定に全く影響を与えていない
  • 政策委は事前に決めた軌道には乗っていない
  • バランスシート縮小が金融情勢の引き締めに寄与する
  • 労働コストの強い上昇圧力は今後も続く可能性高い

  豪中銀声明の他の主な内容は次の通り。

  • 今が異例の支援を解除する適切な時期だ
  • 金融情勢の正常化を開始することが適切だ
  • インフレ率は予想より著しく加速している
  • 今後数年でバランスシートの著しい縮小を見込む
  • コロナ禍の下で購入した国債を売却する計画はない
  • 満期迎えた国債の償還金を再投資する計画ない

原題:RBA’s Bigger-Than-Expected Rate Hike Sends Aussie Higher (1)、RBA Raises Cash Rate to 0.35%, No Economists Forecast That Level(抜粋)

(声明の内容と最新の相場を追加して更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE