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岸田首相は韓国大統領就任式の出席見送り、林外相派遣で調整-報道

岸田文雄首相は、10日に予定される韓国の尹錫悦氏の大統領就任式に林芳正外相を派遣する方向で最終調整に入った。戦後最悪といわれる両国関係をより安定した方向に導く象徴として、新大統領は首相の出席を求めていた。

  朝日新聞などが、複数の両政府関係者を情報源に報じたところによると、岸田首相は徴用工問題や慰安婦合意などの問題解決に向けた尹新政権の取り組みを見極める必要があると判断。自身の出席を見送る。尹氏の事務所にコメントを求めたが、個別の報道にはコメントしないと回答した。

  韓国のシンクタンク、世宗研究所の日本専門家である陳昌洙氏は、韓国政府としては岸田首相の出席の方が望ましいが、林外相の就任式派遣は、日本政府が両国関係の新たな方向性を見いだそうとする意欲の表れと韓国は受け止めるだろうと指摘。「林外相が新政府の高官らと意見交換することは関係修復の糸口となる可能性がある」と述べた。 

  一方、徴用工問題に関連して、元朝鮮女子勤労挺身隊員の女性らの勝訴が確定した三菱重工業への損害賠償請求訴訟で、韓国中部・大田地裁が、原告側が差し押さえた特許権の売却命令を新たに出したことが2日分かったと共同通信が報じた。命令は4月29日付。原告側弁護士が明らかにしたという。

 

 

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